ドラクエ1竜王の世界の半分はいを選択!結末とその後を徹底解説

ドラクエ1をプレイしていて竜王の城の最深部に辿り着くと、誰もが一度は手を止めてしまう究極の選択が待っています。もしも竜王の誘いに乗って世界の半分をもらうと答えてはいを選択してしまったら、一体どうなってしまうのでしょうか。昔のファミコン版のように画面がフリーズしてしまうのか、それともビルダーズのように闇の世界へ落ちてバッドエンドを迎えるのか気になりますよね。特に最新のHD-2D版ではトロフィーや実績に関わる要素があるのか、あるいは大切なロトの剣を失ってしまうのではないかと不安に感じる方も多いはずです。夢オチで済むのかそれとも取り返しのつかないことになるのか、様々な噂や仕様の違いについて詳しく知りたいという方のために、この選択肢が持つ本当の意味やその後の展開について徹底的に解説していきます。

世界の半分
  • HD-2D版で選択肢を選んだ際の具体的な演出やメリット
  • 歴代シリーズごとの仕様の違いとゲームオーバーの扱い
  • 選択した結果として訪れるビルダーズの世界線との繋がり
  • 竜王が語る言葉の真意とプレイヤー心理に関する考察

ドラクエ1の竜王に世界の半分はいと答えた衝撃の結末

ドラゴンクエストシリーズの中でも最も有名なこの選択肢ですが、実際に選ぶとなると勇気がいりますよね。ここでは、最新作であるHD-2D版を中心に、この禁断の選択をした際にプレイヤーを待ち受ける具体的な結末と、システム的な影響について詳しく見ていきます。

HD-2D版のトロフィーとバッドエンド

2025年に発売されたHD-2D版において、多くのプレイヤーが気になっているのがトロフィーや実績機能との関連性ではないでしょうか。結論から言うと、この「はい」という選択肢を選ぶことは、トロフィーコンプリートを目指す上で避けては通れない道となっています。

竜王の甘い誘いに2回連続で「はい」と答えると、画面は暗転し、いわゆるバッドエンドの演出が入ります。この瞬間、特定のトロフィー(プラットフォームによりますが「闇に落ちた勇者」や「悪魔との契約」といったニュアンスのもの)が解除される仕組みになっています。

ここがポイント

このバッドエンドを見ることは、ゲームクリアとは別の「達成項目」として扱われています。つまり、完全クリアを目指すなら、一度は勇者の誇りを捨てて誘いに乗る必要があるのです。

ロトの剣を失う演出と復帰方法

HD-2D版で特筆すべきなのは、物語への没入感を高めるための演出強化です。単に会話が進むだけでなく、竜王が「その証として お前の持っている 剣を わしに 預けるが よいな?」と迫ってくるシーンが追加されています。

ここで主人公がロトの剣を差し出すアニメーションが入るため、「えっ、本当に最強装備がなくなっちゃうの!?」と焦った方もいるかもしれません。しかし、安心してください。これはあくまでイベント演出上の出来事です。

注意点

イベント後はゲームオーバー(またはタイトル画面へ戻る)扱いとなりますが、セーブデータから再開すれば、剣を持った状態の直前のデータから始まります。装備が恒久的に消滅することはないので、安心してイベントを楽しんでください。

FC版のフリーズやSFC版との違い

この「はい」を選んだ後の挙動は、プレイする機種によって大きく異なります。古くからのファンにとっては、ファミコン(FC)版の挙動がトラウマになっていることも多いですね。

機種選択後の挙動再開方法
ファミコン版画面が真っ赤になりフリーズリセットボタンを押す(復活の呪文から)
SFC・GB版リムルダールの宿屋で目覚めるそのまま継続(夢オチ扱い)
スマホ・Switch版城の外に出される等直前から再開しやすい仕様
HD-2D版バッドエンド演出&トロフィータイトルまたは直前セーブから

FC版では、画面が毒々しい赤色に染まり、操作を受け付けなくなるという「死」そのものを表現したような演出でした。当時はセーブ機能もなかったため、復活の呪文を控えていない状態でこれを選んでしまい、数時間の努力が水の泡になった少年少女も多かったとか…。それに比べれば、現代の仕様はずいぶん親切設計になりましたね。

ボイス付きで迫る選択肢の威圧感

HD-2D版の最大の魅力は、なんといっても豪華声優陣によるボイス実装です。竜王役の大塚芳忠さんの演技が、この選択肢の重みを何倍にも増幅させています。

文字だけで読んでいた頃とは違い、「わしの 味方に なれば……」と語りかけられると、その威厳と妖艶さに思わず聞き入ってしまいます。特に、一度「はい」と答えた後の「本当に 味方に なるの だな?」という念押しのトーンは必聴です。単なるテキストアドベンチャーではない、ドラマチックな駆け引きを体験できるのがリメイク版の醍醐味と言えるでしょう。

選択肢までの到達レベルと条件

このイベントを見るためには、当然ながら竜王の城の最深部まで到達しなければなりません。ここまで来るための基本的な条件をおさらいしておきましょう。

必要なアイテム

・虹のしずく(太陽の石、雨の雲、ロトのしるしを集めて入手)

これを使ってリムルダール北西の岬に橋を架ける必要があります。

推奨レベルとしては、道中の強力な魔物から逃げ延びる、あるいは倒せる程度の強さとしてレベル18~20前後あれば十分到達可能です。「はい」を選ぶだけであれば、竜王と戦って勝つ必要はありません。ベホイミなどの回復呪文さえ覚えていれば、低レベルでもこのバッドエンドイベントだけを見に行くことは可能です。

ドラクエ1で竜王に世界の半分はいを選んだ後の真実

世界の半分1

さて、ここからが本題です。多くのゲームでは「ゲームオーバー」になって終わりですが、ドラゴンクエストの世界には、この「はい」を選んでしまった後の世界を描いた物語が存在します。それが、派生作品でありながら深い人気を誇る『ドラゴンクエストビルダーズ』シリーズです。

ビルダーズにつながる正史の物語

実は、アクションRPG『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』は、「初代ドラクエの勇者が竜王の誘いに乗ってしまった後の世界」を舞台にしています。

これは単なる「もしもの話(IFストーリー)」として片付けるにはあまりに重厚な設定です。勇者が闇に堕ちたことで、世界(アレフガルド)は光を失い、人々は物を作る力(ビルド能力)を奪われ、絶望の中で生きることを余儀なくされました。私たちが軽い気持ちで選んだ「はい」という選択が、数百年にも及ぶ暗黒時代の引き金になったと考えると、背筋が凍る思いがしますね。

闇の世界で生きる勇者の末路

では、誘いに乗った勇者自身はどうなったのでしょうか。『ビルダーズ』の終盤では、変わり果てた勇者の姿が登場します。

彼は「やみのせんし」や「悪の教団の王」といった形で描かれ、かつて身につけていたロトの装備は禍々しい色に変色しています。「世界の半分をもらう」という約束を信じ、自分こそが王だと信じ込んでいるその姿は、あまりにも哀れで悲劇的です。かつての英雄が、プライドだけを残して魔物の手先のように成り下がってしまった現実は、シリーズ屈指の鬱展開とも言われています。

竜王が提示した半分の意味とは

ここで改めて考えたいのが、「世界の半分」という言葉の意味です。竜王は嘘をついたのでしょうか? ある意味では、彼は約束を守ったとも言えます。

闇の世界という「半分」

竜王が与えたのは、光のない、魔物が支配する荒廃した世界でした。世界を「光」と「闇」に二分し、その「闇」の部分を勇者に統治させたのです。

哲学的な解釈になりますが、認識できる世界の半分を与えるということは、残りの半分(自由や希望、光)を奪うことと同義です。このレトリックこそが、竜王の狡猾さと知性の高さを物語っています。

ネットで話題のネタ回答と心理

シリアスな話が続きましたが、インターネット上ではこの「世界の半分」というフレーズは、長年にわたり大喜利のネタとしても愛されています。

  • 「固定資産税はどうなるんだ?」
  • 「管理が面倒だからいらない」
  • 「上司が竜王ならブラック企業よりマシかも」

こういった現実的なツッコミが入るのも、この選択肢があまりにも有名になりすぎた証拠ですね。私自身も、大人になってからプレイすると「維持費が大変そうだな……」なんて邪念が入ってしまうことがあります。

ドラクエ1の竜王へ世界の半分はいと答える意義

世界の半分2

HD-2D版の発売により、改めて注目されているこの選択肢。単なるゲームオーバーへの入り口ではなく、シリーズ全体の壮大な歴史分岐点としての重みを持っています。

トロフィーのために一度は選ぶ必要がありますが、それ以上に、「勇者が誘惑に負けた場合に何が起きるのか」を知ることは、逆に「誘惑を断ち切って戦うことの尊さ」を再確認させてくれます。まだ試したことがない方は、ぜひセーブをした上で、禁断の選択肢を選んでみてください。その後に見るエンディングは、きっと今まで以上に感動的なものになるはずです。

まとめ:世界の半分をもらう前に

・HD-2D版では専用のトロフィーや実績が用意されている。

・ロトの剣を渡しても、再開すれば手元に戻るので安心。

・この選択は『ドラゴンクエストビルダーズ』の世界線へと繋がっている。

・選択する際は、必ず直前で「冒険の書」への記録を忘れずに!

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