【ドラクエ1】呪いのベルトの使い道!売値やラスボスBGMの謎

久しぶりにドラクエ1を遊んでいてガライの墓を探索していると地下深くで呪いのベルトという不気味なアイテムを発見して使い道に困ってしまうことはありませんか。名前に呪いと入っているので装備してよいものか迷いますし売値がいくらになるのかや捨ててしまって良いのかも気になるところです。実はこのアイテムは単なる罠アイテムというだけでなくSwitch版などのリメイクではラスボス戦のBGMが変わるという非常に興味深い隠し要素を持っています。

呪いのベルト
  • 呪いのベルトの基本性能と装備した際のリスク
  • ガライの墓での入手場所と序盤の金策としての価値
  • Switch版などで確認されているラスボス戦でのBGM変化
  • 誤って装備してしまった場合の呪いを解く手順

呪いのベルトとは?基本性能と装備してはいけない理由

ドラクエ1に登場する数あるアイテムの中でも、特にプレイヤーを惑わせるのがこの「呪いのベルト」です。ここでは、なぜこのベルトが「罠」と言われるのか、そのスペックと装備した際に降りかかるペナルティについて詳しく解説していきます。

ステータス効果はゼロ!完全にデメリットしかない装備品

まず結論から言ってしまうと、このベルトは装備しても守備力や攻撃力は1ポイントも上がりません。

「何か隠された強力な効果があるのでは?」と期待してしまう気持ちは私自身も痛いほどよく分かりますが、残念ながらプラスの効果は皆無です。それどころか、装備した瞬間に不気味な効果音が鳴り響き、文字通り「呪われた状態」になってしまいます。

項目データ詳細
アイテム名呪いのベルト
種別装飾品
守備力0(上昇値なし)
特殊効果装備すると「呪い」状態になる

このアイテムの恐ろしいところは、名前で警告しているにもかかわらず、ダンジョンの奥深くで手に入ることによる「貴重品かもしれない」というプレイヤー心理を突いている点ですね。守備力が上がらない上に、一度装備すると自力では外せなくなるため、冒険においては完全なるお荷物アイテムと言っても過言ではありません。

ラダトーム城に入れなくなる!社会的制裁のペナルティ

ドラクエ1における「呪い」の効果は、HPが減るといった直接的なダメージではありません。もっと厄介な、「ラダトーム城への出入り禁止」というペナルティが課せられます。

呪い状態のデメリット

城の入り口を守る衛兵に「のろわれしものよ でてゆけ!」と追い返されてしまい、王様に会うことができなくなります。

これが何を意味するかというと、王様に会えないため「復活の呪文(セーブ)」を聞くことができなくなるのです。冒険の記録ができないというのは、RPGにおいて死活問題ですよね。

また、城の中にいるMPを回復してくれる老人にも会えなくなるため、回復手段も制限されてしまいます。このように、ドラクエ1の呪いはステータスダウンではなく、ゲームの進行そのものを阻害する「社会的制裁」のような仕組みになっているのが特徴です。

呪いを解く方法とアイテムの消滅について

もし誤って装備してしまった場合は、ラダトームの町にある「呪い解き所」へ行く必要があります。ここでしか呪いを解くことはできません。

施設のおじいさんに話しかけると呪いを解いてくれますが、その際、原因となった「呪いのベルト」は消滅してしまいます。

ポイント

呪いを解くとベルト自体がなくなってしまうため、「呪いを解いて、ベルトを売ってしまおう」という計算は成り立ちません。装備してしまった時点で、金策としての価値も失われることになります。

ガライの墓での入手場所と金策アイテムとしての価値

呪いのベルト1

次に、このアイテムがどこで手に入るのか、そして唯一のポジティブな使い道である「売却」について見ていきましょう。リスクを冒してまで持ち帰る価値があるのか、判断の参考にしてみてください。

入手場所はガライの墓の地下3階

呪いのベルトは、マイラの村の近くにあるダンジョン「ガライの墓」の地下3階(B3)にある宝箱から入手できます。

ガライの墓は非常に複雑な構造をしており、視界も悪いため探索には骨が折れます。特に地下3階は、最深部にある重要アイテム「銀の竪琴」を目指す道中の中間地点にあたります。これだけ苦労して潜った先に見つけた宝箱ですから、「きっと良いものに違いない」と期待して開けてしまうプレイヤーへの心理的な罠として配置されているわけですね。

まさに「墓荒らし」に対する呪いとも言える、物語の設定に忠実なアイテム配置だと感じます。

序盤の貴重な資金源!売値とその活用法

装備すると害悪でしかない呪いのベルトですが、道具屋で売却する場合に限り、非常に優秀な換金アイテムへと変貌します。

バージョンによる売値の違い(目安)

  • FC版など: 約180ゴールド~
  • リメイク版: 500ゴールド前後になることも

ドラクエ1では、スライムを倒しても1ゴールド、ドラキーでも2ゴールドしか手に入りません。そんな中で数百ゴールドという大金は、序盤の装備を整える上で非常に大きな助けになります。

特に最近のリメイク版やスマホ版では、「ふくろ」システムなどでアイテムを多く持てるため、インベントリ(持ち物枠)を圧迫するリスクが低くなっています。そのため、「ガライの墓に行ったら、とりあえず拾って持ち帰り、装備せずに店で売る」というのが、最も賢い付き合い方だと言えるでしょう。

【検証】Switch版などのラスボス戦でBGMが変わる裏技

ここからが本記事の目玉情報です。実はNintendo Switch版などのリメイク版ドラクエ1において、この呪いのベルトを使った不思議な現象が確認されています。単なるバグなのか、開発者の遊び心なのかは定かではありませんが、知っていると少し自慢できるトリビアです。

竜王戦で「呪いのベルト」を使うと何が起きる?

通常、ラスボスである竜王(変身後)との戦いでは、専用の壮大で緊迫感のあるBGMが流れます。しかし、以下の手順を踏むことで、その演出が劇的に変化します。

BGM変化の手順

  1. 呪いのベルトを「装備せず」に道具として持った状態で竜王戦に挑む。
  2. 変身後の竜王との戦闘中に、コマンドから「どうぐ」→「のろいのベルト」を選択して使用する。

これを行うと、なんとラスボス専用BGMが停止し、通常戦闘(ザコ敵戦)のBGMに切り替わってしまうのです。

世界の命運をかけた最終決戦で、いつもの聞き慣れたフィールド戦闘曲が流れる光景は、非常にシュールで脱力感があります。「え、ここでお馴染みの曲?」と思わず笑ってしまうような現象ですが、実際にYouTubeなどの検証動画でも話題になっている仕様です。

なぜBGMが変わるのか?銀の竪琴との共通点

この現象は、同じくガライの墓で手に入る「銀の竪琴」を戦闘中に使った場合と同じ挙動をしていると考えられます。

銀の竪琴は「魔物を呼び寄せる」=「戦闘を開始する」という処理を行うアイテムですが、これを戦闘中に使うことでBGMの処理がリセット、あるいは上書きされてしまうバグ(または仕様)が存在します。呪いのベルトを道具として使用した際も、内部的に似たような処理、あるいは「なにもおこらなかった」という処理の過程で、BGMの指定フラグがデフォルト(通常戦闘曲)に戻ってしまうのではないかと推測されます。

豆知識

FC版ではこの現象は起こらず、「なにもおこらなかった」などのメッセージが出るだけでBGMは維持されます。リメイク版特有の現象として楽しんでみてください。

まとめ:呪いのベルトは売るかネタにするのが正解

呪いのベルト2

今回はドラクエ1の「呪いのベルト」について、その仕様から意外な裏技まで深掘りして解説しました。

  • 装備するのは厳禁:守備力は上がらず、城に入れなくなる呪いがかかります。
  • 金策として優秀:装備せずに持ち帰れば、高値で売却できる貴重な収入源です。
  • 裏技アイテムとして:Switch版などでは、ラスボス戦で使うとBGMが変わる隠し要素を楽しめます。

かつてファミコン版で遊んだ時に「強そうな名前!」と喜んで装備し、泣く泣く呪いを解いてもらった思い出がある方も多いのではないでしょうか。大人になった今プレイし直す際は、ぜひこのアイテムを賢く換金するか、ラスボス戦での「BGM変え」という新しい遊び方で楽しんでみてください。

※本記事で紹介した裏技や仕様は、プレイするハードやバージョンによって挙動が異なる場合があります。情報の正確性には細心の注意を払っておりますが、最終的な確認はご自身のプレイ環境にてお願いいたします。

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