こんにちは!「情報配信ゲームる」のライター、私です。Macでマインクラフトを遊ぼうとした時、「あれ?Java版しか遊べないの?」って思ったことありませんか?
Nintendo SwitchやPS4、スマホの友達とクロスプレイがしたくてマインクラフト統合版のやり方を調べても、Macでの入れ方がよくわからなかったり、「できない」という情報ばかり出てきたり…。特にM1やM2といったApple Siliconチップになってから、以前の方法だったBoot Campが使えなくなり、Windows環境をどう準備すればいいか、Parallelsを使うべきか、Java版との違いは何か、など悩みは尽きないかもですね。
この記事では、そんな「マインクラフトをMacで統合版で遊びたい!」というあなたのための情報を、ステップバイステップでまとめてみました。少し手順は必要ですが、Macユーザーでも統合版をプレイする方法はちゃんとありますよ!
- Macで統合版を遊ぶための全体像
- Apple Silicon (M1/M2) Macでの導入手順
- Intel Macでの導入手順
- 必要なライセンスやおおよそのコスト
マインクラフト mac 統合版の公式サポート状況

まずは一番大事な「そもそもMacで統合版は遊べるの?」という疑問について、今の公式の状況や、なぜみんなが統合版を欲しがるのか、その理由を整理しておきますね。
公式ではプレイできない?
いきなり残念なお知らせかもですが、公式にはmacOSはMinecraft Java版のみをサポートしています。
現在、PC版のマインクラフトを購入すると「Java版」と「統合版(Bedrock Edition)」がセットになっていますが、Macのランチャーで「プレイ」ボタンが押せるのはJava版だけなんですね。これが「Macでは統合版ができない」と言われる最大の理由です。
統合版はWindowsやゲーム機、スマホ向けに最適化されて作られているので、Macで動かすには「Mac上でWindowsを動かす」というひと手間が必要になる、というわけです。
Java版との違いを比較
「じゃあJava版でいいじゃん」と思うかもですが、この2つ、似ているようで結構違うんです。特に大きな違いは「誰と遊べるか」と「カスタマイズ性」ですね。
それぞれの特徴をざっくり表にまとめてみました。
| 機能 | Minecraft: Java Edition | Minecraft: 統合版 (Bedrock Edition) |
|---|---|---|
| 主な用途 | PC中心、MODでのプレイ | ゲーム機やモバイルとのクロスプレイ |
| クロスプレイ | PC (Win, Mac, Linux) 間のみ | PC, ゲーム機, モバイル間で可能 |
| カスタマイズ | 豊富な無料MOD、自由なスキン | 公式マーケットプレイス(有料) |
| パフォーマンス | MOD多用で重くなりがち | 比較的軽快に動作しやすい |
| レッドストーン | 仕様が確立、高度な装置向き | 挙動が一部異なる |
| Macネイティブ対応 | あり | なし |
(もっと詳しいJava版と統合版の違いについては、こちらのマインクラフトJava版と統合版の比較記事も参考にしてみてくださいね)
クロスプレイの必要性
結局のところ、Macユーザーが統合版を求める最大の理由は、やっぱり「クロスプレイ」かなと思います。
周りの友達がSwitchやPS4、あるいはスマホで遊んでいる場合、Java版のMacでは一緒に遊ぶことができません。みんなのワールドに参加したり、自分のワールドに招待したりするには、どうしても統合版が必要になるんですね。
M1やM2チップでの対応
ここが最近のMacユーザーにとって一番のポイントかもです。
2020年後半以降に登場したM1, M2, M3などの「Apple Silicon」と呼ばれるチップを搭載したMacは、従来のIntel Macとは構造が大きく異なります。これにより、Intel Macで使えた「Boot Camp」という機能が利用できなくなりました。
そのため、Apple Silicon MacでWindows環境を作る方法は、現時点では「Parallels Desktop」などの仮想化ソフトウェアを使うのが、ほぼ唯一の信頼できる方法となっています。
Intel Macでの対応
一方で、M1チップが登場する前の「Intel」製のCPUを搭載したMacを使っている場合、選択肢は2つあります。
- Parallels Desktop(仮想化): macOSを起動したまま、アプリのようにWindowsを動かす方法。
- Boot Camp(ネイティブブート): Macを再起動して、MacをまるごとWindows PCとして起動する方法。
手軽さならParallels、ゲームのパフォーマンスを最大限引き出したいならBoot Camp、といった感じで選ぶことができますね。
Windows環境が必要な理由
ここまででお分かりの通り、Macで統合版をプレイするには、どちらにせよ「Windows OS」が必要になります。
Macで統合版を遊ぶ = Mac上でWindowsを動かし、そのWindows上でWindows版の統合版をプレイする
ということなんですね。Java版のように、Macのアプリとして直接インストールすることはできない、というのが現状です。
マインクラフト mac 統合版の導入方法ガイド

では、ここからは実際にMacに統合版を導入するための具体的な手順を解説していきます。ご自身のMacが「Apple Silicon (M1/M2など)」なのか「Intel」なのかで、やるべきことが変わるので注意してくださいね。(Macでゲームを遊ぶための環境構築については、MacでPCゲームを遊ぶ方法まとめの記事でも触れています)
Parallelsでのやり方
Parallels Desktopは、macOS上でWindowsをアプリのように実行できる仮想化ソフトです。Apple Silicon MacでもIntel Macでも使えますが、特にApple Silicon Macユーザーにとっては、これが決定版の方法になるかなと思います。
インストール手順
手順はすごくシンプルになっています。
- Parallels Desktopの公式サイトからソフトをダウンロードしてインストールします。(無料トライアルもありますよ)
- Parallelsを起動すると、インストールアシスタントが立ち上がります。
- 「Windows 11をインストールする」といった選択肢が出るので、画面に従って進めます。
- これだけで、MicrosoftからWindows 11のイメージが自動でダウンロードされ、設定まで完了します。すごく簡単ですね。
ゲーミング最適化
インストールが完了したら、快適に遊ぶために少しだけ設定を見直すのがおすすめです。
Parallelsのコントロールセンターで、今作ったWindows仮想マシンの「構成」を開きます。「プロファイル」という項目があるので、これを「ゲームのみ」に変更しましょう。これで、Windows側により多くのCPUやメモリが割り当てられ、マウスの動きなどもゲームに適したモードになります。
設定が終わったら、仮想Windows内の「Microsoft Store」アプリを開き、「Minecraft」と検索してインストールすれば完了です!
Boot Campでの入れ方
こちらはIntel Mac限定の方法です。Macのハードディスクの一部をWindows専用にして、Macを完全なWindowsマシンとして起動させます。仮想化ソフトを介さない分、Macの性能をフルに引き出せるのが強みです。
注意!
この方法は、M1, M2, M3などのApple Siliconチップ搭載Macでは絶対に使えません。Intel Macかどうか、必ず確認してから進めてください。
準備するもの
- Intel Mac本体
- Windows 10 (または11) のISOイメージ(Microsoft公式サイトからダウンロードできます)
- 十分な空きストレージ(最低でも64GB、ゲームも入れるなら128GB以上あると安心かも)
インストール手順
- Macの「アプリケーション」フォルダ →「ユーティリティ」フォルダの中にある「Boot Campアシスタント」を起動します。
- アシスタントの指示に従い、ダウンロードしたWindowsのISOファイルを選択します。
- Windows用にどれくらいの容量を割り当てるか、スライダーで決めます。(これは後から変更できないので慎重に!)
- 「インストール」を押すと、パーティション作成後にMacが自動で再起動し、Windowsインストーラーが始まります。
- Windowsのインストール画面では、先ほど作成した「BOOTCAMP」という名前のパーティションを選んでインストールを進めます。
- Windowsのインストールが終わると、自動で「Boot Campインストーラー」が起動し、Macのキーボードやトラックパッド用のドライバーがインストールされます。
これが完了すれば、起動時にOptionキーを長押しすることで、macOSとWindowsを選んで起動できるようになります。
必要なライセンスとコスト
Macで統合版を遊ぶには、ゲーム本体以外にもいくつか必要なものがあり、初期費用が結構かかる点は注意が必要かもです。
| 項目 | 概算費用 (目安) | 備考 |
|---|---|---|
| ① Minecraft 本体 | 約4,000円 | Java版 & 統合版セット。1回限りの購入。 |
| ② Windows 11 ライセンス | 約15,000円~ | Parallels/Boot Camp どちらでも必須。1回限りの購入。 |
| ③ Parallels Desktop | 年間約13,000円~ | Boot Campを使わない場合(特にApple Silicon Mac)に必須。サブスクリプション。 |
Boot Camp (Intel Mac) の場合: ① + ② が必要
Parallels (Apple Silicon / Intel Mac) の場合: ① + ② + ③ が必要
特にApple Silicon MacでParallelsを使う場合、ゲーム本体の価格に加えて、OSと仮想化ソフトのライセンス費用が追加でかかることは、覚悟しておいたほうがいいかもですね。
費用の注意点
上記の価格はあくまで一般的な目安です。ライセンスの種類(Home/Pro)や購入時期、セールなどによって大きく変動します。
Parallelsは永久ライセンス版もありますが、将来のOSアップデートを考えると年間サブスクリプションの方が安心かもしれません。Windowsライセンスは、Parallels内のMicrosoft Storeから直接購入するのが簡単でおすすめです。
購入前には、必ず各製品の公式サイトで最新の価格とライセンス体系をご確認ください。
無料でプレイできる?
このコストを見ると、「なんとか無料でできないか」と考えてしまうかもですが、残念ながら信頼できる無料の方法はありません。
コミュニティが開発した非公式なランチャー(Android版をMacで動かす試みなど)も存在しないわけではないですが、それらは公式のサポートがなく、セキュリティ上のリスクも伴います。
また、ゲームのアップデートですぐに動かなくなったり、マーケットプレイスが使えなかったりと、まともに遊べない可能性が非常に高いです。なにより、ゲーム本体やWindows OSのライセンスは必須なので、いずれにせよ「完全無料」にはならないんですね。
パフォーマンスの比較
「実際、仮想化とかBoot Campで快適に動くの?」という点ですが、これはMacのモデルによりますね。
- Apple Silicon (M1/M2) + Parallels:
Minecraft統合版自体がそれほど重いゲームではないため、M1チップ以降のMacであればParallelsの仮想環境でも「驚くほどスムーズに動く」というのが多くの人の感想みたいです。十分快適にプレイできると思いますよ。
- Intel Mac + Boot Camp:
ハードウェアの性能を直接引き出せるので、これが最も高いパフォーマンスを期待できます。Minecraft以外のPCゲームもガッツリ遊びたいなら、Boot Campが最強ですね。
- Intel Mac + Parallels:
Boot Campほどの性能は出ませんが、Minecraft程度であれば十分動作すると言われています。再起動の手間がない手軽さを取るか、性能を取るか、という選択になりそうです。
マインクラフト mac 統合版の最適な選択

ここまで、Macで統合版をプレイする方法をいろいろと見てきました。結局、どの方法がベストなのか、ご自身の状況に合わせてまとめてみますね。
【結論】あなたのMacに最適な方法
A. Apple Silicon (M1/M2/M3) Macユーザーの場合
選択肢は「Parallels Desktopの導入」ほぼ一択です。 初期コスト(Parallels + Windowsライセンス)はかかりますが、導入さえしてしまえば快適なクロスプレイ環境が手に入ります。友達とのクロスプレイが最優先なら、投資する価値は十分あると思います。
B. Intel Macユーザーの場合
「Boot Camp」(パフォーマンス最優先)か「Parallels Desktop」(手軽さ・利便性優先)かを選べます。 Minecraft以外のPCゲームも遊ぶならBoot Camp、macOSとWindowsをシームレスに行き来したいならParallelsがおすすめです。
C. 予算重視、またはクロスプレイが必須ではない場合
無理に統合版を追い求める必要はないかもです。Macネイティブでサポートされていて追加費用もかからない「Java版」を遊び尽くすのも、賢い選択です。Java版にはMODという強力なカスタマイズ文化があり、統合版とはまったく違う奥深い楽しみ方がありますよ。
ご自身の環境と、何より「どう遊びたいか」を考えて、最適なマインクラフト・ライフを選んでみてくださいね!

