「マインクラフト 3ds 中古ソフト」をお探しですね。
「子どもに買ってあげたいけど、どの本体で動くの?」
「Switch版みたいにアスレチックの配布ワールドで遊べるの?」
「そもそもスイッチ版やJava版と何が違うんだろう?」
こうした疑問や不安、よくわかります。何を隠そう、私も最初はよくわかっていませんでした。実は3DS版のマインクラフトは、他の機種版とは全く仕様が異なる、とても特殊なバージョンなんです。
この記事では、3DS版中古ソフトの購入で「こんなはずじゃなかった!」と失敗しないための、決定的な違いや注意点を詳しく解説していきますね。
- 3DS版マイクラが動作する本体、しない本体
- 中古ソフトのリアルな価格相場と注意点
- オンラインやマルチプレイの重大な制限
- Switch版やスマホ版と「何が違う」のか
マインクラフト 3ds 中古ソフト購入前の警告

まず最初に、中古ソフトを買う前に絶対に知っておかないといけない「警告」からお話しします。ここを間違えると、ソフトを買っても100%遊べないという最悪の事態になりかねないので、しっかりチェックしてくださいね。
要注意!New 3DS 専用です
これが最大の注意点です。
このソフトの正式名称は『Minecraft: New Nintendo 3DS Edition』といいます。その名の通り、「New」という名前がつく本体でしか動作しません。
○ 動作するモデル
- Newニンテンドー3DS
- Newニンテンドー3DS LL
- Newニンテンドー2DS LL
× 動作「しない」モデル
以下のモデルでは、ソフトを差し込んでも絶対に起動しません。
- ニンテンドー3DS (初期型)
- ニンテンドー3DS LL (旧型)
- ニンテンドー2DS (旧型)
お子さん用に中古ソフトを探している保護者の方は、今お持ちの本体の裏側や箱を必ず確認してください。「New」の表記がなければ、このソフトは遊べません。
旧型3DSで動作しない理由

「なんで旧型じゃ動かないの?」と思いますよね。理由はシンプルで、ゲームを動かすためのパワー(処理能力)が足りないからです。
3DS版マイクラは、旧型モデルには搭載されていない2つの重要な機能を必須としています。
- 追加の処理能力(CPUパワー)
- Cスティック(視点操作に使う右側の小さなスティック)
このゲーム、実は「New」モデルの性能を限界近くまで使ってようやく動いている感じなんですね。非公式な方法で旧型で無理やり動かそうとした人もいたみたいですが、結果は「まともに遊べない」レベルだったそうです。
この「ハード性能の限界」こそが、後で説明するワールドの狭さやマルチプレイの制限にも繋がってきます。
価格相場と安い中古の見分け方
「で、結局いくらくらいなの?」という価格相場。これはちょっとデータにクセがありますね。
オークションサイトなどを見ると、平均価格が6,000円とか、高いと12,000円みたいになっていることもありますが、これはノイズ(関係ない高額商品)が含まれている可能性が非常に高いです。
価格を歪める「ノイズ」の正体
- 本体同梱版(クリーパーエディションの本体など)
- 高額な「海外版」ソフト
- amiiboや他のソフトとの「まとめ売り」
こうした関連商品を除いた、「ソフト単体」の中古価格相場としては、大体3,500円~4,500円程度が現実的なラインかなと思います。(※2025年11月時点の私見です)
この価格はあくまで目安であり、市場の需要によって変動します。購入時は、送料や商品の状態(ソフトのみか、ケース付きか)もしっかり確認してくださいね。
危険な海外版とクリーパーエディション
中古で探すとき、価格以外にも2つの「罠」があります。
1. 海外版(北米版など)の罠
ニンテンドー3DSのソフトと本体には「リージョンロック」という制限があって、日本の3DS本体では、海外版のソフトは絶対に動作しません。
中古品の中には、まれに海外版が紛れ込んでいることがあります。パッケージやソフトのラベルが英語表記だったり、日本の「CERO」マークじゃなかったりしたら要注意です。
2. クリーパーエディションの罠
「クリーパーエディション」という名前の商品もよく見かけます。これは、緑色のクリーパーがデザインされた「New 2DS LL本体」のことです。
特に注意したいのが、「本体無し、箱のみ」といったコレクターズアイテムが、ソフトと紛らわしい価格で出品されているケースです。
高額な商品に手を出す際は、「ソフト単体なのか」「本体同梱版なのか」「まさか箱だけじゃないか」を、商品説明でしつこいほど確認する必要があります。
3DS版でできることと独自の操作性
制限ばかり注目されがちですが、3DS版には他の機種にはないユニークな長所もあります。
それは、下画面(タッチスクリーン)をフル活用した操作性です。
3DS版独自の快適ポイント
- インベントリ管理: 持ち物(インベントリ)の管理やアイテムのクラフトが、すべて下画面で完結します。ゲーム本編を止めずにアイテム整理ができるのは快適ですね。
- 常時マップ表示: 下画面には常にマップが表示されています。
また、アップデートは2019年で終了していますが、最終アップデートで「ジ・エンド(The End)」が追加されています。これにより、エンダードラゴンを倒してエンディングを見る、というマイクラの基本的なクリアまではしっかり遊ぶことができます。
マインクラフト 3ds 中古ソフトの機能と制限

ここからは、機能面、特に「できないこと」に焦点を当てていきます。私たちが普段YouTubeなどで目にする「今のマイクラ」に期待する機能のほとんどが、3DS版にはありません。このギャップが、購入後に一番後悔しやすいポイントです。
オンラインやクロスプレイは不可能
結論から言うと、3DS版はインターネットを使った機能を一切持っていません。
Switch、スマホ、PC、PS4など、他の機種版のプレイヤーと世界を共有して一緒に遊ぶ「クロスプレイ」は完全に不可能です。
もちろん、Microsoftアカウントとの連携機能もないので、他機種版で使っているスキンや購入したコンテンツを引き継ぐこともできません。3DS版は、完全にオフラインで完結したスタンドアロンのソフトだと割り切る必要があります。
マルチプレイ やり方はローカル通信のみ
「じゃあ、マルチプレイは一切できないの?」というと、一応できます。ただし、その方法は「ローカルプレイのみ」です。
「ローカルプレイ」というのは、インターネット回線を使わず、プレイヤー同士が物理的に同じ場所に集まって、本体の無線通信機能(ローカル通信)を使って遊ぶ方法です。
3DS版マルチプレイ(ローカル)の条件
以下の4つがすべて必要です。
- プレイヤーが2人いること
- 「New」3DS/2DS LL本体が2台
- 『Minecraft: New Nintendo 3DS Edition』のソフトが2本
- 2人が物理的に同じ場所(例:同じ部屋)にいること
遠くにいる友達とオンラインで繋がることは、絶対にできません。
マルチプレイの最大人数は2人
そして、これが結構がっかりするポイントかもしれませんが、ローカル通信でのマルチプレイも、最大人数はホストを含めて「2人まで」です。
Switch版や統合版がオンラインで8人以上、ローカルでも4人とかで遊べるのと比べると、かなり小規模ですね。
もし「友達と4人でワイワイ遊びたい!」という目的でマイクラを探しているなら、3DS版は選択肢から外した方が賢明かなと思います。
アップデート終了と最新要素の不在
3DS版のアップデートは、2019年1月で完全に終了・停止しています。
つまり、それ以降に他機種版で追加された以下のような大型アップデートの要素は、未来永劫3DS版には追加されません。
3DS版に「存在しない」主な要素
- ネザーアップデート(ネザライト、ピグリンなど)
- 洞窟と崖(ウォーデン、新しい洞窟バイオームなど)
- The Wild Update(アレイ、マングローブなど)
- その他、最新のモブ、アイテム、バイオームすべて
また、ハード性能の限界から、ワールド(世界)の広さも「無限」ではなく、明確な広さの制限がある「有限ワールド」です。描画距離(遠くまで見渡せる距離)も、他機種版と比べるとかなり短く設定されています。
買うべきか?マインクラフト 3ds 中古ソフト総評

さて、すべての情報をまとめると、この「マインクラフト 3ds 中古ソフト」は、一体どんな人なら「買い」なんでしょうか?
私なりの結論は、「すべてを理解した上で、あえてこのバージョンを選ぶ」人向けの、かなり玄人・コレクター向けのソフトだということです。
こういう人にはオススメかも
- 「New」モデルの3DS/2DS本体をすでに持っている
- ネット環境がない場所で、完全にオフラインで遊びたい
- 下画面でのインベントリ操作という独自仕様を体験したい
- 最新要素はなくても、エンダードラゴン討伐までできれば満足
こういう人には絶対オススメしない
- 「旧型」の3DS/3DS LL/2DSしか持っていない (→100%動作しません)
- 友達とオンラインでマルチプレイがしたい (→100%できません)
- ウォーデンなど最新アップデートの要素で遊びたい (→100%入っていません)
- Switch版やスマホ版と「同じ内容」を期待している
購入前にもう一度、「持っている本体はNewか?」「オンラインで遊びたいんじゃないか?」を自問自答してみてください。すべての制限を「うん、それでもいいよ」と受け入れられるなら、このユニークな歴史的バージョンを楽しんでみるのもアリかもしれませんね。
※本記事に記載されている価格相場や仕様は、2025年11月時点の調査に基づくものです。中古価格は常に変動しますので、購入時はご自身で最新の情報をよくご確認ください。

