マインクラフトとスクラッチの遊び方!重い動作や保存の悩みを解決

マインクラフトの世界観をスクラッチで楽しみたいと考えている方やプログラミング学習に興味がある親御さんは非常に多いですが、実際に検索してみると本家のような3Dゲームが無料で遊べるのか、それとも作り方が学べるのか分からず戸惑ってしまうこともありますね。特にパソコンのスペックによっては動作が重いことやゲームのデータが保存できないといったトラブルに直面することもしばしばで、公式のマインクラフトとスクラッチの違いや教育的なメリットについても知りたいという声がよく聞かれます。この記事ではそんな皆さんが抱える疑問を一つひとつ解消しながら、快適に遊ぶための設定や学習への活かし方について私自身の経験を交えてお話ししていきます。

スクラッチ
  • スクラッチで遊べる2D版マインクラフトの魅力と遊び方
  • セーブコードが保存できない時の具体的な対処手順
  • 動作が重い問題をTurboWarpで劇的に改善する方法
  • 教育目的でのMakeCodeとスクラッチの適切な使い分け

マインクラフトをスクラッチで遊ぶ時の重要知識

まずは、多くの人が求めている「スクラッチ上でマインクラフトを遊ぶ」という点について詳しく見ていきましょう。本家とは少し違う独特の世界ですが、知っておくべきポイントがいくつかあります。

ペーパーマインクラフトなど2D作品の魅力

スクラッチでマインクラフトと検索すると、まず間違いなく出会うのが「Paper Minecraft(ペーパーマインクラフト)」という作品です。これはGriffpatchさんという伝説的なクリエイターが公開しているもので、マインクラフトの要素を横スクロールの2Dアクションとして見事に再構築しています。

「えっ、3Dじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はスクラッチで3Dを動かすのは非常に負荷が高く、快適に遊べるレベルのものは少ないのが現状です。その点、この2D版は本家のサバイバル要素やクラフト機能が驚くほど忠実に再現されていて、単なるファンゲームの域を超えています。

ここがポイント

最初は操作に戸惑うかもしれませんが、ブロックを壊したり設置したりする感覚はマインクラフトそのもの。無料でここまで遊べるのは正直驚きです。

セーブコードが保存できない時の対処法

スクラッチ版のマインクラフトを遊んでいて一番困るのが「セーブ」の問題ではないでしょうか。スクラッチはブラウザ上で動く仕組み上、普通のゲームのようにボタン一つでパソコン内にデータを保存することができません。

多くのプロジェクトでは「セーブコード」という仕組みを採用しています。これは、現在のゲームの状態(持っているアイテムや場所など)を、めちゃくちゃ長い文字や数字の羅列に変換して表示するものです。

注意点

このセーブコードは自動で保存されません。必ず自分でコピーして、パソコンの「メモ帳」などに貼り付けて保存する必要があります。

「保存したのに読み込めない!」というトラブルの多くは、コピー範囲の選択ミスが原因です。コードが長すぎて最後の一文字まで選択できていないことがあるので、ショートカットキー(Ctrl+Aで全選択、Ctrl+Cでコピー)を使うのが確実ですね。

動作が重い時はTurboWarpで軽量化

「せっかく面白いのに、カクカクして遊べない…」という悩み、本当によく分かります。スクラッチの標準プレイヤーは、複雑な計算が必要なマインクラフト系の作品を動かすには少し非力なんですよね。

そんな時に救世主となるのが「TurboWarp(ターボワープ)」というツールです。これはスクラッチのプロジェクトを読み込んで、処理速度を劇的に向上させてくれる互換プレイヤーです。

設定項目効果と注意点
FPS設定通常30FPSを60FPSに上げるとヌルヌル動きますが、PCへの負荷も倍増します。
Warp Timer処理落ちを防げますが、やりすぎるとブラウザごと固まるリスクがあります。
クローン制限解除より多くのブロックを表示できますが、メモリ不足でクラッシュする原因になります。

私のおすすめは、とりあえずデフォルト設定のままTurboWarpで開いてみること。それだけでも標準の10倍近く速く動くことが多いですよ。

3D再現における容量制限と技術的限界

それでもやっぱり「3Dのマインクラフトが遊びたい」という気持ちはありますよね。実際に3D再現に挑戦しているプロジェクトも存在しますが、そこには「5MBの壁」という大きな問題が立ちはだかります。

スクラッチのプロジェクトファイルには容量制限があり、3Dモデルやテクスチャを詰め込むとすぐにパンクしてしまいます。高度な作品では、データを画像の中に隠して保存するような裏技を使っていたりしますが、それでも動作は重くなりがちです。

豆知識

スクラッチには本格的な3Dエンジンがないため、無理やり計算で3Dに見せています。これを「レイトキャスティング」と言ったりしますが、パソコンへの負担はかなりのものです。

無料で遊べる人気プロジェクトの探し方

良質なマインクラフト風プロジェクトを探すときは、検索窓に「Minecraft」と英語で入力するのがコツです。日本語で検索するよりも、世界中のクリエイターが作った高クオリティな作品がヒットしやすくなります。

また、サムネイル画像だけで判断せず、プロジェクトの「ハート(いいね)」や「星(お気に入り)」の数を確認しましょう。数字が多いものは動作が安定していて、遊びごたえのある作品である可能性が高いですね。

マインクラフトとスクラッチで作るプログラミング

スクラッチ1

ここからは視点を変えて、「作る側」の話をしましょう。お子さんにプログラミングを学ばせたいと考えている方にとって、この二つのツールはどう関係してくるのでしょうか。

本格的なゲームの作り方とリスト機能

もしスクラッチでマインクラフトのようなゲームを作ろうと思ったら、「リスト」という機能を使いこなす必要があります。これはたくさんのデータを整理して入れておく箱のようなものです。

マインクラフトのワールドは広大ですが、それを一つ一つのスプライト(キャラクター)で置いていくと、すぐに動作が止まってしまいます。そこで、画面上のどこに何のブロックがあるかという情報をリストで管理し、必要な部分だけを描画するという高度なテクニックが使われているんです。

MakeCodeとスクラッチの違いを比較

よく「マインクラフトでプログラミングができる」と聞きますが、あれは実はスクラッチそのものではありません。公式に採用されているのはマイクロソフトの「MakeCode(メイクコード)」というツールです。

見た目はスクラッチと同じブロック型ですが、中身は別物です。

ここが違います

スクラッチは「2Dのアニメやゲーム」を作るのが得意。

MakeCodeは「マインクラフトの世界を操作する」ことに特化しています。

例えば「チャットで『家』と打ったら自動で家が建つ」みたいな魔法のようなプログラムは、MakeCodeでないと作れません。3次元の座標(X, Y, Z)を学ぶには、MakeCodeの方が圧倒的に適しているかなと思います。

Mod作成ならMCreatorを使う理由

スクラッチを卒業して、もっと本格的にマインクラフトを改造(Mod作成)したいと思った時、いきなりJavaという難しいプログラミング言語を覚えるのはハードルが高いですよね。

そんな時におすすめなのが「MCreator」というツールです。これは、スクラッチのようなブロックを組み立てる感覚で、本格的なModが作れてしまうすごいソフトなんです。「新しい最強の剣を作りたい」「独自のバイオームを追加したい」といった夢を、難しいコードを書かずに叶えてくれます。

教育視点で見るプログラミング学習の順序

これまでの話を整理すると、お子さんの成長に合わせたおすすめのステップはこんな感じになるかなと思います。

  1. まずはScratch(スクラッチ)

    基本の「順序」「繰り返し」「条件分岐」を、2Dのゲーム作りで楽しく学びます。

  2. 次にMakeCode for Minecraft

    大好きなマイクラの世界で、3D空間の座標やエージェント(ロボット)の操作を学びます。

  3. 挑戦するならMCreator

    自分だけのオリジナル要素を追加して、創造性を爆発させましょう。

いきなり難しいことをさせるよりも、「作りたい!」という気持ちに合わせてツールを選んであげることが大切ですね。

マインクラフトとスクラッチの活用法まとめ

スクラッチ2

マインクラフトとスクラッチ、この二つのキーワードには「遊びたい」という気持ちと「学びたい」という期待の両方が詰まっていると感じます。Paper Minecraftで技術の凄さを体感するのも良いですし、そこから興味を広げてMakeCodeでプログラミングの世界へ飛び込むのも素晴らしい体験になるはずです。

動作が重い時はTurboWarpを試したり、セーブデータの扱いに気をつけたりしながら、ぜひこのクリエイティブな世界を楽しんでみてください。

免責事項

本記事で紹介したツールや設定方法は、執筆時点での情報に基づいています。PC環境によっては予期せぬ動作をする場合もありますので、導入や設定の変更は自己責任で行ってください。正確な最新情報は各公式サイトをご確認いただくことをおすすめします。

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