ドラクエ3 王位を譲るとどうなる?ロマリア王イベントを徹底解説

ドラゴンクエスト3(ドラクエ3)の冒険で、ロマリアの王様から王位を譲ると言われ、どうすべきか悩んでいませんか。このユニークなイベントは、多くのプレイヤーが一度は通る道です。

シャンパーニの塔で盗賊カンダタを倒し、きんのかんむりを取り戻した勇者を待ち受ける、まさかの展開。王冠を返すとお礼に王様にしてくれるという申し出に、「はい」と答えるべきか、それとも断り続けるべきか。また、もし王になってしまった場合、元の冒険に戻る方法はあるのでしょうか。カンダタを許す選択や、きんのかんむりを売るという別の選択肢についても気になるところです。

この記事では、ドラクエ3の王位を譲るイベントに関するあらゆる疑問に、詳細かつ分かりやすくお答えしていきます。


この記事を読むことで、以下の点が明確になります。

  • 王位を譲られるイベントの詳しい発生条件
  • 王になる選択と、断り続ける選択のそれぞれの結末
  • 王様になった後、冒険に戻るための具体的な手順
  • きんのかんむりを返さずに活用する方法

ドラクエ3で王位を譲るイベントの発生条件

王位
  • きっかけはロマリアで起きている事件
  • 向かうは西のシャンパーニの塔
  • 塔のボス・カンダタとの戦闘
  • 戦闘後にカンダタを許す選択肢
  • イベントの鍵となるきんのかんむり

きっかけはロマリアで起きている事件

全ての始まりは、アリアハン大陸から旅の扉を抜けてたどり着く国、ロマリアで発生した事件です。城の王様に話しかけると、国宝である「きんのかんむり」が盗賊カンダタによって盗まれてしまったことを聞かされます。王様は勇者一行を見込み、この冠を取り戻してほしいと依頼してきます。これが、王位継承イベントへと続く最初のステップです。

この依頼を受けることで、物語の次の目的地が明確になります。ちなみに、この事件の影響で隣国ポルトガへ通じる関所は封鎖されており、カンダタの問題を解決しない限り先へは進めない状況です。まずは情報収集も兼ねて、北にあるカザーブの村を目指すことになります。

向かうは西のシャンパーニの塔

ロマリアの北に位置するカザーブの村では、カンダタが西にある「シャンパーニの塔」をアジトにしているという情報を得られます。カザーブの村で装備を整え、レベルをある程度上げてから塔へ向かうのが賢明です。

シャンパーニの塔は複数階層からなるダンジョンで、内部は入り組んでいます。出現するモンスターもこれまでに比べて手強くなっているので、MPの管理や回復アイテムの準備が攻略の鍵を握ります。塔の最上階を目指して、慎重に進んでいきましょう。

塔のボス・カンダタとの戦闘

塔の最上階で待ち受けるのは、盗賊カンダタとその子分たちです。これがドラクエ3で多くのプレイヤーが経験する、本格的なボス戦の一つと言えます。

カンダタは痛恨の一撃を放つこともある強敵ですが、子分たちも同時に相手にする必要があるため、まずは数を減らすことが先決です。魔法使いがスクルトを唱えてパーティ全体の守備力を上げれば、被ダメージを大幅に軽減できて安定します。また、カンダタ自身には眠り系の呪文や特技が効くことがあるため、ラリホーなどで動きを止められれば、かなり有利に戦いを進めることが可能です。推奨レベルは10~12程度ですが、装備や呪文が揃っていれば、より低いレベルでも攻略は不可能ではありません。

戦闘後にカンダタを許す選択肢

激闘の末にカンダタを倒すと、彼は命乞いを始めます。「きんのかんむり」を返すから見逃してくれと懇願してくるのです。ここで「いいえ」を選択しても、「そんなこといわずにさ ゆるしてくれよ! な!な!」といったセリフが繰り返されるだけで、物語は先へ進みません。

これはドラクエシリーズで時折見られる、実質的に選択肢が一つしかない有名な場面です。したがって、カンダタを許すために「はい」を選ぶ必要があります。するとカンダタはきんのかんむりをその場に置き、子分たちと共に去っていきます。これで、王様からの依頼は達成されたことになります。

イベントの鍵となるきんのかんむり

カンダタが残していった宝箱から、重要アイテムである「きんのかんむり」を入手できます。これは単なるイベントアイテムではなく、実際に兜として装備することが可能です。

特にFC(ファミリーコンピュータ)版では守備力6と、この時点では比較的高性能な防具でした。リメイク版以降も性能は調整されていますが、魔法使いなど守備力の低いキャラクターにとっては序盤の貴重な戦力となります。この冠を王様に返さずに、自分の装備として活用し続けるという選択肢も存在します。

各シリーズにおける「きんのかんむり」の性能

シリーズ守備力特徴
FC版6魔法使いにとっては「はんにゃのめん」を除けば最強の兜。
SFC/GBC版6他に優秀な兜が追加されたため、相対的な価値はやや低下。
HD-2D版13守備力が大幅に上昇。序盤の兜としては依然として有用。

ドラクエ3 王位を譲るイベントの選択と結末

王位1
  • 王様に王冠を返すとイベントが開始
  • 王になることを断り続けることは可能か
  • 王位継承後に冒険へ戻る方法
  • きんのかんむりを売ることはできる?
  • ドラクエ3で王位を譲るイベントの要点

王様に王冠を返すとイベントが開始

きんのかんむりを手に入れた後、ロマリアの王様の元へ報告に戻ると、いよいよイベントの本番です。王様は冠を取り戻した勇者を「まことの勇者」と称賛し、「わしに代わってこの国を治めてみないか?」と王位を譲ることを提案してきます。

ここで「はい」と答えると、勇者はロマリアの新しい王(女勇者の場合は女王)になります。BGMが変わり、キャラクターのグラフィックも王様専用のものに変化します。この状態では城や町の外に出ることはできず、冒険は一時中断となります。

特にリメイク版以降では、女勇者が女王になる際の専用のセリフや、城の人々の反応が用意されており、一度は見ておきたいユニークなイベントです。

王になることを断り続けることは可能か

王様からの申し出に対して、「いいえ」と答えて断り続けることも可能です。FC版では最終的に承諾せざるを得ませんでしたが、SFC版以降のリメイク作品では、断固として拒否し続けることができます。

HD-2D版では5回「いいえ」を選択すると、王様が根負けして諦めてくれます。この場合、王位継承イベントは発生せず、褒美としてゴールドなどを受け取り、そのまま冒険を続けることになります。王様になる展開に興味がない場合や、スムーズに物語を進めたい場合は、断り続けるのが良いでしょう。ただし、王になることで獲得できるトロフィーや実績があるため、コンプリートを目指すなら一度は王位を継承する必要があります。

王位継承後に冒険へ戻る方法

もし王位を継承してしまっても、心配は無用です。冒険に戻る方法はちゃんと用意されています。王様になった後、城の人々に話を聞いて回ると、前の王様がどこかへ遊びに行ったという情報を得られます。

行き先は、ロマリアの城下町にあるモンスター格闘場(リメイク版ではバトルロード場)です。地下の会場へ行くと、庶民に紛れて賭け事に興じている前の王様を見つけることができます。彼に話しかけ、「王様はもう嫌だ」と伝えれば、再び王位を返上してくれて、元の勇者の姿に戻り旅を再開することが可能です。この手順を知っていれば、安心して王様体験を楽しむことができます。

きんのかんむりを売ることはできる?

きんのかんむりを王様に返さず、防具として活用する道を選んだ場合、「これを売ってお金にできないか」と考えるかもしれません。しかし、道具屋に持って行っても、きんのかんむりを売ることはできません。

ゲーム内のシステム上、「売値:売れない」または0ゴールドとなっており、換金は不可能です。これは、このアイテムがストーリー上重要な意味を持つことや、王家に代々伝わる値段の付けられない品であるという設定を反映しているものと考えられます。したがって、持ち続ける場合は装備品として活用する以外の選択肢はない、と覚えておきましょう。

ドラクエ3で王位を譲るイベントの要点

王位2

ここまで解説してきた「ドラクエ3 王位を譲る」イベントの重要なポイントを、以下にまとめます。

  • イベントはロマリア王からきんのかんむりの奪還を依頼されることから始まる
  • カンダタのアジトはカザーブの西にあるシャンパーニの塔
  • カンダタ戦ではスクルトやラリホー系の呪文が有効
  • 戦闘後、カンダタは許さないと物語が進行しない
  • きんのかんむりは兜として装備可能で序盤は高性能
  • 王様に冠を返すと王位を譲るか聞かれる
  • 「はい」と答えるとロマリアの王になり冒険が一時中断する
  • 女勇者の場合は女王になる専用のセリフや演出がある
  • 王様になった後は城下町のモンスター格闘場で元に戻れる
  • リメイク版では「いいえ」を5回選択すると王になるのを断れる
  • 断った場合もイベントは完了し冒険を続けられる
  • 王になることで獲得できるトロフィーや実績が存在する
  • きんのかんむりを王様に返さなくてもストーリーは進行可能
  • きんのかんむりを道具屋で売って換金することはできない
  • 一度王様をやめても、再度王様に話しかければ再び王になれる

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