ドラクエ1をプレイしていて、しのくびかざりの入手場所や確率が気になっている方は多いのではないでしょうか。特にHD-2D版では岩泣き島という新しい場所が登場したり、スリップダメージという厄介な仕様が追加されたりと、昔のファミコン版とは勝手が違っています。序盤の金策として売値1200Gは非常に魅力的ですし、万が一装備してしまった場合の呪いの解き方も知っておきたいところですよね。今回は、そんなドラクエ1のしのくびかざりに関する情報を、最新のリメイク版から懐かしのFC版まで網羅して徹底的に解説していきます。

- HD-2D版と旧作での入手場所や確率の違い
- 装備した際のリスクとスリップダメージの仕様
- 序盤の金策として活用するための売却テクニック
- ラダトームの老人による呪い解除の手順
ドラクエ1のしのくびかざり入手方法と確率
まずは、このアイテムを手に入れるための具体的なルートについて解説していきます。プレイしているハードによって場所や入手難易度がガラッと変わるので、自分の環境に合わせた情報をチェックしてみてくださいね。
HD-2D版の岩泣き島での入手場所
今回新しく発売されたHD-2D版では、しのくびかざりの入手場所が「岩泣き島」というエリアに変更されています。これまでの岩山の洞窟とは全く別の場所なので注意が必要ですね。
岩泣き島はメルキドの北方にある離れ小島のような場所で、大陸からは少し行きにくい位置にあります。島にあるダンジョンの地下1階(B1F)にある宝箱から入手できるのですが、ここが少し厄介なんですよ。というのも、周辺に出てくる敵が「しりょうのきし」や「スターキメラ」といった、中盤以降クラスの強敵ばかりなんです。
注意点
推奨レベルはかなり高め(30前後とも言われます)なので、序盤に無理して特攻すると全滅するリスクが高いです。十分な準備をしてから挑みましょう。
岩山の洞窟のマップと入手ルート
一方で、スマホ版やSFC版、そして元祖ファミコン版をプレイしている方にとっては、「岩山の洞窟」がお馴染みの入手場所になります。ラダトームの城から南西に進んだところにある洞窟ですね。
洞窟内は地下2階構造になっていて、真っ暗なので「たいまつ」か「レミーラ」が必須です。地下2階(B2F)の最深部にある宝箱が目的地なのですが、ここまでの道のりも序盤にしては敵が強めなので油断はできません。特にファミコン版では、何度も潜ることになるかもしれないので、リレミトを覚えているか、キメラの翼を持っていると安心かなと思います。
リセマラで狙う入手確率と乱数
ここが一番のポイントかもしれません。実はバージョンによって、宝箱からしのくびかざりが出る確率は大きく異なります。
ファミコン版では入手確率は固定で1/16(約6.25%)という、かなりシビアな設定でした。ハズレだと「たいまつ」や少額のゴールドが出てしまい、ガッカリした経験がある方も多いはずです。しかし、SFC版やスマホ版では少し事情が違います。
SFC・スマホ版の確定入手テクニック
- アイテム欄満タン法(SFC版): 薬草などで持ち物をいっぱいにしておくと、ハズレの時にアイテムを受け取らずに済み、宝箱の中身が消費されません。これを繰り返して当たりが出るまで粘れます。
- 中断セーブ法(スマホ版): 宝箱の前で中断セーブし、ハズレならタイトルに戻ってやり直すことで高速リセマラが可能です。
ちなみにHD-2D版では、特定の宝箱から高確率(あるいは確定)で入手できるようなので、昔のような確率との戦いは減っている印象ですね。
FC版とリメイク版の性能の違い
手に入れたしのくびかざりですが、実はアイテムとしての性能も微妙に変化しています。基本的には「呪われたアイテム」であることに変わりはないのですが、装備品としての扱いに差があるんです。
| バージョン | 分類 | 守備力 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| FC版 | 道具 | 0 | 装備という概念がなく、使うと呪われる |
| SFC/スマホ版 | 装飾品 | +10 | 守備力は上がるが、城に入れなくなる |
| HD-2D版 | 装飾品 | +5 | 守備力上昇に加え、スリップダメージ追加 |
こうして見ると、リメイクを重ねるごとに仕様が細かくなっているのが分かりますね。
スリップダメージ等の新仕様
HD-2D版で特に気をつけたいのが、新しく追加された「スリップダメージ」という仕様です。これを装備していると、戦闘中の行動終了時にHPが勝手に減っていきます。
ただでさえ回復手段が乏しい序盤において、毎ターンHPが削られるのは致命的です。守備力が+5上がるとはいえ、受けるダメージ以上にHPが減ってしまうことも珍しくありません。「装備すれば強くなるかも?」という淡い期待は捨てて、基本的には装備しないのが正解かなと思います。
ドラクエ1のしのくびかざりを売る金策と呪い

さて、装備としては危険極まりないこのアイテムですが、実はプレイヤーにとっては「最強の換金アイテム」でもあります。ここでは、その経済的価値と、うっかり呪われてしまった時の対処法について見ていきましょう。
売値1200Gで序盤装備を整える
このアイテムの最大の魅力、それは何と言っても売値が1,200ゴールドもあることです。序盤のスライムやドラキーを倒して得られるお金が1〜2Gであることを考えると、これがどれだけ破格か分かりますよね。
1,200Gあれば、「鉄の斧(560G)」と「鎖かたびら(480G)」を同時に買ってもお釣りが来ます。これだけで序盤の攻略難易度が劇的に下がるので、RTA(リアルタイムアタック)走者だけでなく、私たち一般プレイヤーにとっても必須の金策と言えるでしょう。
無限に入手して稼ぐテクニック
SFC版やスマホ版では、一度ダンジョンを出れば宝箱の中身が復活するという仕様があります。これを利用して、何度も岩山の洞窟を往復する「無限金策ループ」が可能です。
無限ループの手順
岩山の洞窟B2Fで入手(リセマラ活用)
リレミトかキメラの翼で脱出
町で売却(+1200G)
再び洞窟へ
戦闘を極力避けて移動できれば、ゴールドマンを狩り続けるよりも効率的かつ安全にお金を稼ぐことができます。HD-2D版では宝箱の復活仕様が異なる可能性があるので、この技が使えるかどうかは要確認ですね。
ラダトームでの呪いの解き方
「間違えて装備してしまった!」「城に入れなくて王様にセーブしてもらえない!」とお困りの方もいるかもしれません。ドラクエ1では、呪われているとラダトーム城の門番に追い返されてしまうんですよね。
でも安心してください。ラダトームの町の南東(右下)の建物にいるおじいさんが、呪いを解いてくれます。しかも、費用は無料です。教会がないドラクエ1ならではの救済措置ですね。
ちなみに、FC版では呪いを解くとアイテムが消滅してしまいましたが、リメイク版以降は手元に残る仕様になっています。つまり、誤って装備しても解呪してもらえば、その後ちゃんと店で売れるということです。
海賊王の首かざりとの混同に注意
最近よく検索されているキーワードに「海賊王の首かざり」というものがありますが、これは「しのくびかざり」とは全くの別物です。
海賊王の首かざりは、主にドラクエ2や3(あるいはそのリメイク版)に関連するアイテムで、高い守備力を持ちながら呪いがないという優れものです。名前が似ているので混同しやすいですが、ドラクエ1の攻略において探すべきはあくまで「死の」首飾りですので、間違えないようにしましょう。
ドラクエ1のしのくびかざり活用法まとめ

ここまで、しのくびかざりの入手方法から活用術までを見てきました。最後に要点をまとめておきましょう。
- HD-2D版は「岩泣き島」、旧作は「岩山の洞窟」にある
- 売値1,200Gは序盤の装備を一気に整える最高の金策になる
- HD-2D版ではスリップダメージがあるため装備は非推奨
- 呪われてもラダトームの町で無料で解いてもらえる
リスクとリターンを正しく理解して、この危険なアイテムを冒険の役に立ててみてくださいね。
※本記事の情報は、各ハードのバージョンやアップデート状況により異なる場合があります。正確な情報はゲーム内の挙動や公式サイトをご確認ください。
※ゲームの攻略は自己責任で行ってください。過度なリセットなどはデータ破損のリスクもあるため注意しましょう。

