ドラクエ10オフラインがひどいという評価を耳にして購入を迷っている方は多いのではないでしょうか。国民的RPGのナンバリングタイトルでありながら発売直後から炎上し、つまらないという感想や売上の不振が囁かれるなど、ネガティブな話題が目立つ本作ですが、Switch版のロード時間や画質の問題だけでなく値崩れが起きている現状も含めて、実際にプレイしてみないと分からない部分もたくさんあります。

- 2頭身グラフィックが世界観に与えている影響
- 価格設定とストーリー分割に関する問題点の詳細
- 戦闘バランスやロード時間などシステム面の評価
- 批判の中にある確かな魅力と購入すべき人の条件
ドラクエ10オフラインがひどいと言われる5つの致命的理由
発売前から賛否両論が巻き起こり、発売後も厳しい意見が絶えない本作ですが、ユーザーが「ひどい」と感じるポイントは大きく分けて5つに集約されます。ここでは、なぜこれほどまでに批判的な声が上がってしまったのか、その具体的な原因を深掘りしていきます。
世界観を壊す2頭身グラフィックへの批判
本作で最も多くの批判を集めているのが、キャラクターの頭身変更です。オンライン版ではリアル等身で描かれていたキャラクターたちが、オフライン版では2頭身のデフォルメキャラに変更されました。これに対し、「シリアスなストーリーと見た目のギャップが激しすぎる」「緊迫したシーンでも指人形劇を見ているようで没入できない」といった声が多く聞かれます。
特にドラクエ10の物語は、死や破壊といった重いテーマを扱う場面も多く、可愛らしいビジュアルが逆に物語の緊張感を削いでしまっている点は否めません。イベントシーンでリアル等身のプリレンダリングムービーが流れた直後に、操作画面の2頭身キャラに戻る時の違和感も、プレイヤーの現実に引き戻される感覚を助長しています。
ここがポイント
単に画質が悪いというよりも、「ドラクエ10」という作品が持つ重厚な雰囲気と、ポップすぎるビジュアルデザインのミスマッチが不評の根本的な原因となっています。
価格が高い上にストーリー分割の商法
次に挙げられるのが、強気な価格設定と販売形態に対する不満です。本作の定価は通常版で8,580円(税込)とフルプライスの設定ですが、収録されているのは「バージョン1」の範囲のみです。物語が大きく動き出し、評価の高い「バージョン2」を遊ぶためには、超大型拡張DLC(4,400円)を別途購入するか、最初からデラックス版(12,980円)を購入する必要があります。
| エディション | 価格(税込) | 収録範囲 |
|---|---|---|
| 通常版 | 8,580円 | Ver1のみ |
| デラックス版 | 12,980円 | Ver1 + Ver2 |
この「未完の状態でフルプライス」という販売手法に対し、多くのユーザーが「分割商法だ」「割高すぎる」と反発しました。特にグラフィック等のクオリティ面での不満がある中で、この価格設定はユーザーの納得感を得られにくかったと言えるでしょう。
Switch版のロード時間が長くテンポが悪い
プラットフォームごとのパフォーマンス差も問題視されています。特にNintendo Switch版においては、エリア移動や戦闘の前後に入るロード時間が長く、プレイのテンポを著しく損なっているという報告が多数あります。RPGにおいて移動と戦闘は繰り返される要素であるため、ここの快適性が失われることは大きなストレス要因となります。
注意点
PS5や高性能PCであればロード時間は短縮されますが、Switch版でのプレイを検討している場合は、携帯モードの手軽さと引き換えに、ある程度の待ち時間を覚悟する必要があります。
戦闘がつまらない上にバランス調整不足
戦闘システムは従来のターン制コマンドバトルに変更されましたが、そのバランス調整についても厳しい意見があります。特に序盤から中盤にかけて、ストーリーに関わるゲストキャラクター(NPC)が戦闘に参加しますが、彼らが強力すぎてプレイヤーが何もしなくても勝ててしまう、あるいは逆にプレイヤーの行動が制限されるといった「やらされている感」を感じる場面があります。
また、敵のステータス設定が大味で、こちらのレベルを上げても敵の守備力が高すぎてダメージが通りにくいなど、数値調整の練り込み不足を感じさせる部分も散見されます。これにより、戦略を練って戦う楽しさよりも、単調な作業感が上回ってしまうことがあります。
お使いクエストの作業感が強いという評価
元がMMORPGであるため、ゲーム構造そのものが「お使い」クエストの集合体になりがちです。「あそこに行って誰々と話せ」「アイテムを持ってこい」といった指示に従ってマップを往復するだけの展開が多く、オフラインゲームとしての密度や探索の喜びが薄いと感じるプレイヤーもいます。
オンラインであれば、移動中に他のプレイヤーとすれ違ったりチャットをしたりといった楽しみがありますが、ソロプレイでは純粋な移動時間となってしまうため、この「お使い感」がより際立って感じられてしまうのです。
ドラクエ10オフラインのひどい評価を覆す真の魅力とは

ここまでネガティブな要素を見てきましたが、それでも本作には「遊んでよかった」と思わせるだけの確かな魅力が存在します。批判的な意見の裏側にある、本作ならではの評価点についても公平に見ていきましょう。
Ver2のストーリーは神ゲーという高評価
批判的なレビューを書いている人の多くも認めているのが、追加コンテンツである「バージョン2(眠れる勇者と導きの盟友)」のストーリーの素晴らしさです。勇者姫アンルシアを中心とした物語は、ドラクエシリーズの中でも屈指の完成度を誇り、感動的な展開が待っています。
正直なところ、バージョン1は世界観の説明的な側面が強く、物語が本当に面白くなるのはここからです。「このストーリーを体験するためだけに、高いお金を払う価値はあった」と評価する声も少なくありません。最後までプレイした人ほど、作品に対する満足度が高い傾向にあります。
オンライン版との違いとソロの遊びやすさ
「ドラクエ10の世界に興味はあるけれど、オンラインゲームは人間関係が面倒くさそう」と敬遠していた人にとって、本作は最高の選択肢となります。誰にも気兼ねなく、自分のペースでストーリーを進められるのは、オフライン版ならではの最大のメリットです。
ここがおすすめ
オンライン版のようなパーティ募集待ちの時間や、他人に迷惑をかけるプレッシャーは一切ありません。トイレに行きたくなればいつでもポーズできますし、少しずつ進める社会人プレイヤーにも最適です。
フルボイス化による没入感の向上
オフライン版の大きな目玉として、メインストーリーのフルボイス化が挙げられます。豪華声優陣による演技がキャラクターに命を吹き込んでおり、特に感情的なシーンでの臨場感はオンライン版(初期)を遥かに凌駕しています。
文字だけでは伝わりにくいニュアンスやキャラクターの個性が声によって補完されており、ドラマとしての没入感は非常に高くなっています。これによってキャラクターへの愛着が湧きやすく、ストーリー重視のプレイヤーからは高く評価されています。
中古での値崩れ状況とコスパの判断
発売から時間が経過し、中古市場では価格が落ち着いてきています。「定価の8,000円超えは高い」と感じていた人でも、中古価格であれば「この値段なら十分に楽しめる」と感じられるコストパフォーマンスになっている場合があります。
もし「ひどい」という評判で二の足を踏んでいるのであれば、現在の市場価格をチェックしてみるのも一つの手です。値崩れはネガティブな要素として語られがちですが、これから遊ぶユーザーにとっては安く手に入るチャンスでもあります。
結論:ドラクエ10オフラインは本当にひどいのか
結論として、「ドラクエ10オフライン」は万人に勧められる完璧なゲームではありません。特に最新のグラフィック技術や、アクション性の高い戦闘を求める人にとっては、期待外れに終わる可能性が高いでしょう。
しかし、「ドラクエならではの温かいストーリーを楽しみたい」「オンラインのしがらみなく自分のペースで冒険したい」という人にとっては、かけがえのない体験を提供してくれる作品です。「ひどい」という言葉の裏にある具体的な理由を理解した上で、それらが自分にとって許容範囲内であれば、手に取る価値は十分にあります。
