『エルデンリング ナイトレイン』の攻略でキャラクター強化の鍵を握る「遺物」。そもそも遺物とは何か、どのような遺物効果があるのか、そして多くのプレイヤーが疑問に思う遺物重複の仕様について、この記事で詳しく解説します。同じ効果を持つ遺物を複数装備した場合、効果は単純に倍になるのでしょうか。また、どの遺物が重複可能で、どのような遺物メリットや遺物デメリットが存在するのか、気になりますよね。遺物一個あたりの最大効果数や、重ねて装備する意味があるのかという根本的な問いから、つい見過ごしがちですが実は売らない方が良い遺物の見分け方まで、重複に関するあらゆる疑問にお答えしていきます。
この記事を読むことで、以下の点が明確になります。
- 遺物効果が重複する際の基本的なルール
- 重複できる効果とできない効果の具体的な種類
- 効果を重ねることで得られるメリットと注意すべきデメリット
- ビルド構築に役立つ遺物重複の戦略的な活用法
エルデンリング ナイトレイン 遺物重複の基本ルール

- 強化の要となる遺物とは?
- 遺物に付く遺物効果の仕組み
- 遺物1つに付く最大効果数は3つ
- 重複可能な効果とできない効果
- 同じ遺物効果は単純に倍になる?
- 重ねて装備する意味があるのか解説
強化の要となる遺物とは?
『エルデンリング ナイトレイン』において遺物とは、キャラクターを永続的に強化できる唯一の育成要素です。これらは戦闘の報酬や、拠点「円卓」にいる小壺商人から購入することで入手できます。一度手に入れた遺物を装備することで、ステータスの上昇や特殊な能力の付与など、様々な恩恵を受けられます。
このため、どの遺物をどのように組み合わせるかが、高難易度のコンテンツを攻略する上で非常に大切な戦略となります。遺物はキャラクターの成長における根幹を成すシステムであり、その仕様を深く理解することが、より強力なビルドを構築するための第一歩になると考えられます。
遺物に付く遺物効果の仕組み
遺物には、ランダムで効果が付与されます。一つの遺物に対して、最大で三つまで効果が付く可能性があり、どのような効果の組み合わせが生まれるかは入手するまで分かりません。このランダム性が、遺物厳選の奥深さと難しさの要因となっています。
また、遺物効果には特定の組み合わせでしか付与されないルールが存在します。例えば、攻撃力を高める効果グループの中から、複数の効果が同時に一つの遺物に付くことはありません。このように、効果には内部的な分類があり、類似した効果は同時に付かないように設計されています。この仕組みを理解することで、実現不可能な組み合わせを追い求めることなく、効率的な遺物厳選が可能になります。
遺物1つに付く最大効果数は3つ
前述の通り、一つの遺物に付与される効果の最大数は三つです。効果が一つしか付いていない遺物もあれば、二つ、あるいは上限である三つの効果を持つ遺物も存在します。当然ながら、有益な効果が多く付いている遺物ほど価値は高まります。
三つの効果スロットに、自分のビルドと相性の良い効果が揃った遺物は「神遺物」とも呼ばれ、入手は非常に困難です。キャラクターは最大で4つの遺物を装備できるため、三つの効果を持つ遺物を4つ揃えられれば、合計で12個もの効果を発動させられます。この最大効果数を意識することが、キャラクターの潜在能力を最大限に引き出すための鍵となります。
重複可能な効果とできない効果
遺物効果の最も重要な仕様の一つが、効果の重複、つまり「重ね掛け」の可否です。全ての効果が重ね掛けできるわけではなく、できるものとできないものが明確に分かれています。
重ね掛けできる効果の例
能力値を上昇させる「生命力+」や「筋力+」といった効果は、複数装備することで効果が累積します。例えば「生命力+1」の遺物を二つ装備すれば、合計で「生命力+2」相当の上昇値が得られます。同様に、「物理攻撃力上昇」や各種「状態異常耐性上昇」なども重ね掛けが可能です。
重ね掛けできない効果の例
一方で、特定の条件で永続的なバフを得る効果の多くは、重ね掛けができません。代表的な例が「封牢の囚を倒す度、攻撃力上昇」という効果です。この遺物を二つ装備しても、攻撃力の上昇率が2倍になることはなく、一つ分の効果しか発動しません。また、出撃時の武器に属性を付与する効果なども、複数装備した場合は献器の最も左にセットされた遺物の効果のみが優先され、他は無効となります。
以下に、代表的な効果の重複可否をまとめます。
効果の系統 | 重複の可否 | 備考 |
能力値上昇 (生命力+など) | ◯ | 効果は加算される |
攻撃力上昇 (物理攻撃力+など) | ◯ | 効果は乗算される |
状態異常耐性上昇 | ◯ | 効果は加算される |
HP持続回復 | ◯ | 回復量が乗算で増加する |
封牢の囚を倒す度、攻撃力上昇 | ✕ | 複数装備しても効果は一つ分のみ |
夜の侵入者を倒す度に、攻撃力上昇 | ✕ | 複数装備しても効果は一つ分のみ |
出撃時の武器(戦技・付加) | ✕ | 最も左にセットした遺物のみ有効 |
同じ遺物効果は単純に倍になる?
重ね掛けが可能な効果であっても、その計算方法は一律ではありません。主に「加算」と「乗算」の二つの方式があり、どちらが適用されるかは効果の種類によって異なります。
能力値を直接上昇させる「生命力+1」や「精神力+1」といった効果は、基本的に加算で計算されます。つまり、「+1」を二つ装備すれば、単純に「+2」の効果が得られます。
一方で、「物理攻撃力上昇+0 (+3%)」や「HP持続回復 (2/秒)」のような割合や特殊な効果を持つものは、その多くが乗算で計算されます。例えば、攻撃力を1.05倍にする効果を二つ重ねた場合、1.05 + 1.05 = 2.1倍ではなく、1.05 × 1.05 = 1.1025倍となります。回数を重ねるほど効果が指数的に伸びるため、乗算系の効果はビルドを特化させる上で非常に強力です。
重ねて装備する意味があるのか解説
重複の仕様を理解すると、同じ効果を持つ遺物を複数装備することに戦略的な意味があることが分かります。特に、乗算で効果が累積する攻撃力上昇系の遺物や、HPの持続回復などは、重ねれば重ねるほど恩恵が大きくなります。
例えば、特定の武器種の攻撃力を高める遺物を複数装備し、その武器をメインで使うビルドを組めば、他の追随を許さないほどの火力を実現できる可能性があります。また、クールタイム短縮系の効果を重ねて、スキルの回転率を極限まで高めるといった戦術も考えられます。
ただし、重ね掛けできない効果を持つ遺物を複数装備するのは、装備スロットの無駄遣いになってしまいます。したがって、ある遺物効果を重ねるべきか否かは、その効果が重複可能かどうか、そして自分の目指すビルドの方向性と合致しているかを見極めることが大切です。
エルデンリング ナイトレイン 遺物重複の応用知識

- 重ねて強化したい遺物メリット
- 注意が必要な遺物デメリット
- 特定の攻撃力上昇の効果について
- 売らない方が良い遺物の見分け方
- 総括:エルデンリング ナイトレイン 遺物重複の要点
重ねて強化したい遺物メリット
遺物の効果、すなわちメリットを重ねることで、キャラクターの性能を特定の方向に特化させられます。ビルド構築において特に有効と考えられるのは、攻撃性能と生存能力を高める効果の重ね掛けです。
攻撃面では、「物理攻撃力上昇」や特定の武器種の攻撃力を上げる効果が挙げられます。これらは乗算で効果が累積するため、複数装備することで与ダメージを飛躍的に向上させることが可能です。特に、手数が多い武器を使う場合は、恩恵を実感しやすいでしょう。
生存面では、「HP持続回復」が非常に強力です。一つでも十分に役立ちますが、複数重ねることで戦闘中のHP管理が格段に楽になります。高難易度のボス戦など、少しの被弾も許されない状況で大きな安定感をもたらします。他にも、各種「カット率上昇」を重ねて特定の属性攻撃に強くしたり、「スキルクールタイム軽減」を重ねてサポートスキルを多用したりと、戦略に応じたメリットの重ね掛けが攻略の鍵となります。
注意が必要な遺物デメリット
深層の遺物など、強力な効果を持つ遺物には「デメリット」が付随する場合があります。これらのデメリット効果も重複するため、組み合わせには細心の注意が必要です。
特に危険なのが、「HP持続減少」や「被ダメージ時、〇〇を蓄積」といった効果です。例えば、「被ダメージ時、出血を蓄積」のデメリットを持つ遺物を複数装備してしまうと、わずか数回の攻撃を受けただけで出血状態に陥ってしまいます。これは致命的な状況を招きかねません。
また、「取得ルーン減少」や「アーツゲージ蓄積鈍化」なども、複数重なるとプレイの快適性を大きく損ないます。強力なメリットに目を奪われがちですが、付随するデメリットが重複した場合のリスクを常に考慮し、許容できる範囲に収めるバランス感覚が求められます。
特定の攻撃力上昇の効果について
攻撃力を上昇させる遺物効果は数多く存在しますが、それぞれに異なる特徴と重複のルールがあります。ビルドに合わせて最適なものを選ぶためには、その違いを理解しておくことが大切です。
例えば、「物理攻撃力上昇+0~2」は汎用性が高く、どんな攻撃にも効果があるため重ね掛けの恩恵を受けやすいです。一方で、「通常攻撃の1段目強化」や「致命の一撃強化」は、特定の行動に特化していますが、その分上昇倍率が高い傾向にあります。
前述の通り、「封牢の囚を倒す度、攻撃力上昇」は効果自体が乗算で累積していくため非常に強力ですが、遺物自体の効果は重複しません。以下に代表的な攻撃力上昇系遺物の特徴をまとめます。
遺物効果名 | 上昇倍率の目安 | 重複可否 | 特徴 |
物理攻撃力上昇+2 | 約1.05倍 | ◯ | 汎用性が高く重ねやすい |
(武器)の攻撃力上昇 | 約1.06倍 | ◯ | 特定の武器種に特化 |
通常攻撃の1段目強化 | 約1.13倍 | ◯ | 通常攻撃主体のビルドで強力 |
致命の一撃強化 | 約1.15倍 | ◯ | 致命を狙う戦術で有効 |
致命の一撃強化+1 | 約1.2倍 | ✕ | +1同士の重複は不可 |
封牢の囚を倒す度、攻撃力上昇 | 1回につき1.05倍 | ✕ | 遺物自体の重複は不可だが効果は累積する |
これらの特性を理解し、自分のプレイスタイルに合った効果を選択、あるいは組み合わせて重ねることが、火力を最大化する道筋となります。
売らない方が良い遺物の見分け方
入手した遺物の中には、一見すると効果が地味であったり、他の効果が弱かったりするために売却してしまいがちなものもあります。しかし、中には非常に希少で、特定の状況で輝く効果を持つ遺物が存在するため、見極めが肝心です。
例えば、「ダメージを受けた直後、攻撃によりHPの一部を回復」という効果は、近接戦闘主体のビルドにおいて絶大な生存能力をもたらします。この一つの効果があるだけで、立ち回りが大きく変わることも少なくありません。
また、「埋もれ宝の位置を地図に表示」や、各キャラクターのプレイスタイルを根本から変えるような固有効果も非常に価値が高いです。これらの効果は、他の効果が平凡であっても、決して売らずに保管しておくことをお勧めします。一つの尖った効果が、将来的に新しいビルドの核となる可能性があるからです。
総括:エルデンリング ナイトレイン 遺物重複の要点

- 遺物はキャラクターを永続強化する唯一の要素
- 一つの遺物には最大で三つの効果が付与される
- 遺物効果には重ね掛けできるものとできないものが存在する
- 能力値上昇などの基本効果は重複可能
- 「封牢の囚」強化など一部の強力な効果は重複しない
- 重複可能な効果の計算には加算と乗算の2種類がある
- 攻撃力上昇系の多くは乗算で計算され重ねるほど強力
- 重ね掛けできない遺物を複数装備するのはスロットの無駄になる
- 遺物メリットの重ね掛けはビルド特化の基本戦略
- HP持続回復や攻撃力上昇は重ねる恩恵が大きい
- 深層遺物のデメリットも重複するため注意が必要
- 被ダメージ時の状態異常蓄積デメリットは特に危険
- 攻撃力上昇系遺物は効果ごとに倍率や重複ルールが異なる
- 希少な効果を持つ遺物は他の効果が弱くても保管推奨
- 遺物重複の仕様を理解することが最強ビルドへの近道