ラストウォーをプレイしていると、同盟チャットで飛び交うタクシーという言葉の意味がわからず、戸惑った経験はありませんか。実はこれ、単なる移動手段の話だけではないんです。集結攻撃に1兵で参加して報酬を得る相乗りや、遠征した部隊を一瞬で基地に戻す帰宅便、さらにはシステム設定による自動加入など、文脈によって全く異なる戦術ややり方を指すことがあります。何も知らずに参加してしまうとマナー違反と思われるリスクもあるため、正しい知識を持っておくことが大切ですね。
- タクシーと呼ばれる3つの異なる定義と具体的な活用シーン
- 集結攻撃に兵士1名で参加する経済的メリットとリスク管理
- 部隊を高速で帰還させる裏技的なテクニックの手順
- 同盟内でトラブルにならないための必須マナーと設定方法
## ラストウォーのタクシーとは？3つの意味を解説
一口に「タクシー」と言っても、このゲームでは大きく分けて3つの意味で使われていることが多いですね。まずは、それぞれの言葉が指す具体的なアクションと、なぜそれが戦略として有効なのかを整理しておきましょう。
### 集結攻撃に1兵で参加するやり方
最も頻繁に使われるのが、同盟メンバーが発動した集結攻撃（ラリー）に対して、極少数の兵士、具体的には「兵士1名」だけで参加する行為です。
初心者のうちは「たった1人で参加するなんて失礼じゃないか？」「寄生だと思われるのでは？」と不安になるかもしれません。しかし、これはゲームのシステムを逆手に取った、非常に理にかなった戦術なんです。
やり方は非常にシンプルです。集結に参加する際、部隊編成画面で兵士数を調整し、各英雄に1名ずつ、あるいは部隊全体で1名だけを配置して出撃させるだけ。これだけで、主力部隊を温存したままイベントに参加することが可能になります。
### 相乗りにおける報酬獲得の仕組み
なぜ1兵での参加が許されるのか、その理由は「報酬分配の仕組み」と「リスクヘッジ」にあります。
ドゥームエリートやゾンビの巣窟といったイベントでは、参加者全員に配られる「固定報酬」と、ダメージ量に応じた「ランキング報酬」があります。多くの日常的なイベントでは、この固定報酬がメインとなるため、数万の兵を送っても1兵で参加しても、貰える宝箱の中身は変わらないことが多いんです。
- 主力部隊を採集などの別任務に回せるため、効率が良い。
- 万が一敗北しても、損失は「兵士1名」だけなので痛手がない。
- 兵士の治療にかかる資源や時間を節約できる。
つまり、キャプテン（集結主）が一人で勝てる強さを持っていれば、他のメンバーは最小コストで報酬を受け取るのが、同盟全体で見ても資源効率が良いというわけですね。
### 帰宅便を利用して部隊を即帰還させる
2つ目の意味は、文字通り部隊を輸送するテクニック、通称「帰宅便」です。これは特に戦争中や、遠くの資源地から急いで戻りたい時に使える、ちょっとした裏技のようなものです。
通常、部隊が基地に戻るには、行きと同じだけの時間がかかりますよね。しかし、以下の手順を踏むことで、この時間を大幅に短縮できます。
- 帰還させたい部隊を使って、近くのゾンビや資源地に対して「集結（5分など）」をかける。
- 集結待機状態に入ったら、即座にその集結を「解散（キャンセル）」する。
- すると、部隊が通常の移動速度ではなく、高速（あるいは即時）で基地に帰還する。
この仕様を利用すれば、敵に狙われた瞬間に部隊をワープさせるように逃がすことも可能です。「タクシー使うね」と言ってこの操作を行うプレイヤーもいるので、覚えておくと便利ですよ。
### ゾンビ討伐で役立つ戦術とメリット
ドゥームエリートなどの強力なゾンビを討伐する際も、タクシー戦術は有効です。
特に、同盟内の高戦力プレイヤー（キャプテン）が「キャリーするから誰でも乗って！」と言ってくれている場合、低戦力のプレイヤーが全力で兵士を送ると、かえって大量の負傷兵を出して病院がパンクするリスクがあります。
そうなるくらいなら、1兵で参加して枠を埋め、参加人数ボーナスの条件（例：5人以上で追加報酬など）を満たす手伝いをする方が、結果的に同盟への貢献になることもあります。「ゾンビ タクシー」は、自分の身を守りつつ報酬を確保する、賢い立ち回りと言えるでしょう。
### トラックではなく兵士1人が推奨される訳
たまに「T1のトラックなら満載で送ってもいいのでは？」という意見を聞くことがあります。確かにトラックは積載量が多く、肉壁としての役割も期待できるかもしれません。
しかし、基本的には「兵士1名」が推奨される傾向にあります。理由はいくつかありますが、最も大きいのは「キャプテンの部隊バフへの影響」です。
異なる兵種が混ざることで、陣形やバフの効果が薄れることを嫌う上級者もいます。また、単純に操作の手間を考えると、プリセットで「1兵」を作っておくのが最も事故が少なく、確実だからです。
## ラストウォーのタクシーとは？マナーと注意点
ここまでタクシーのメリットをお伝えしてきましたが、時と場合によっては「迷惑行為」とみなされることもあります。同盟のルールや空気を読むことが、長くゲームを楽しむコツですね。
### 自動加入による意図しない参加を防ぐ
「自分は操作していないのに、勝手に1兵で集結に参加していた」という経験はありませんか？これはゲーム内の「自動加入（オートラリー）」機能が働いているためです。
便利な機能ですが、知らない間にスタミナを消費してしまったり、重要なボス戦の参加枠を弱い部隊で埋めてしまったりするデメリットもあります。
設定画面から、自動加入のON/OFFや、参加する集結の優先順位（ドゥームエリートを優先するなど）を調整できるので、自分のプレイスタイルに合わせて見直しておくことをおすすめします。
### 寄生扱いされないための同盟マナー
タクシー参加が許されるのは、あくまで「キャプテンが勝利を確信している場合」や「数合わせが必要な場合」に限られます。
例えば、同盟全員の力を合わせないと倒せないような強敵相手や、ダメージランキングで順位を競うイベントの際に1兵で参加すると、完全に「寄生」と見なされてしまいます。最悪の場合、同盟を追放（キック）される原因にもなりかねません。
- 参加前にチャットで「Taxi OK?」やスタンプで確認する。
- 部隊名（プリセット名）を「Taxi」にしておき、意図を明確にする。
- 終わったらキャプテンに「ありがとう」と感謝を伝える。
### パズサバ経験者が注意すべき文化の違い
『パズル＆サバイバル（パズサバ）』などの類似ゲームから移ってきたプレイヤーは特に注意が必要です。パズサバでは「タクシー（改造車1台）」での参加が半ば常識化していましたが、ラストウォーではサーバーや同盟によって文化が異なります。
「前のゲームでは当たり前だったから」という感覚で無言タクシーを繰り返すと、思わぬ反感を買うかもしれません。まずは所属する同盟のルール（ノートやメール）をよく確認しましょう。
### プリセットを活用し誤出撃を回避する
いざ集結に参加しようとして、慌てて手動で兵士数を「1」に調整するのは大変ですし、ミスもしやすいですよね。
そこでおすすめなのが、「部隊プリセット」機能の活用です。あらかじめ「第1部隊」などの枠に、英雄と兵士1名だけの構成を保存しておきましょう。名前も「タクシー用」などとしておけば、ワンタップで間違いなく1兵派遣ができるようになります。
### ラストウォーのタクシーとは賢い生存戦略
まとめると、ラストウォーにおける「タクシー」とは、単なるサボりや寄生ではなく、リソース管理とリスクヘッジを徹底した上級者向けの生存戦略の一つです。
1兵参加で資源を節約し、帰宅便で敵から逃れ、自動加入で寝ている間も報酬を得る。これらのテクニックを正しく理解し、TPO（時と所と場合）をわきまえて使いこなすことで、無課金や微課金でも効率よく強くなることができます。ぜひ、今日のプレイから試してみてくださいね。
