レゴマインクラフトシリーズの中でも最大級のボリュームを誇る21137の山の洞窟ですが、廃盤になってから随分と時間が経ちました。今でも熱狂的なファンが多いこのセット、手に入れたいと思ってもネット上には偽物や互換品という言葉が溢れていて、どれが本当に安心できるレゴマインクラフトの山の洞窟の正規品なのか判断に迷うこともあるかと思います。発売当時の定価を大きく上回るプレミア価格がついているからこそ、失敗したくないというのが本音ですよね。

この記事では、本物を見抜くための見分け方や、購入前に知っておきたいピース数や大きさといった詳細なデータ、さらには説明書の入手方法まで、私が調べた情報をぎゅっと凝縮してお伝えします。もし手持ちのコレクションを売却したい時の買取のポイントについても触れていきますので、これから購入を考えている方も、すでに持っている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 正規品と模倣品の決定的な違いを見分ける具体的な判定ポイント
- 発売当時の定価から現在の市場相場まで、価格高騰の背景と投資価値
- 完成後の圧倒的な存在感を支える物理的なスペックと設置スペースの目安
- 長く価値を保つためのメンテナンス術と中古品を購入する際の安全な手順
レゴマインクラフトの山の洞窟の正規品を見分けるコツ
せっかく高いお金を払って手に入れるなら、絶対に失敗したくないですよね。市場に溢れるコピー品を避けて、本物のクオリティを手に入れるための具体的な見極めポイントを紹介します。細かい部分にこそ、正規品ならではのこだわりが隠されているんですよ。
21137の定価と現在のプレミア価格を徹底比較
2017年に発売された当時の定価は、アメリカで249.99ドル、日本ではおよそ30,000円前後でした。当時としてもかなり高額なセットとして話題になりましたが、廃盤となった現在はその価値が跳ね上がっています。新品未開封の状態だと、今では15万円から20万円近い価格で取引されることも珍しくありません。
中古の完品であっても、6万円から8万円ほどが相場となっており、定価の2倍以上の価値を維持しています。これほどまでに高騰しているのは、後継となる大型セットがなかなか出ないことや、マインクラフトというIP自体の人気が衰えないことが理由かなと思います。あまりにも安すぎる出品を見かけたときは、まずは疑ってかかるのが賢明かもしれません。
偽物や互換品との違いを箱と重量のデータで検証
偽物と本物を分ける大きな基準の一つが、その「重さ」です。レゴの正規品はプラスチックの密度が一定で、箱も含めた総重量は5.09kgほどになります。一方で、安価な素材を使っている模倣品は、これより軽かったり、逆に不純物で重かったりと数値が安定しないことが多いんです。
| 項目 | レゴ正規品 (21137) | 備考 |
|---|---|---|
| 総重量 | 約5.09kg | 箱・説明書を含む重量 |
| 箱のサイズ | 58.2 x 48 x 17 cm | 通称「デス・スター箱」サイズ |
| ロゴ表記 | 左上に赤いLEGOロゴ | 模倣品はLEPINやMY WORLDなど |
また、外箱の印刷品質もチェックポイントですね。正規品は発色が非常に美しく、製造工場を示す4〜5桁のコードがエンボス加工(型押し)されているのが特徴です。箱がない状態で販売されているものは、かなりの確率で模倣品である可能性が高いので注意してくださいね。
パーツの刻印をチェックして正規品であるか判定
もし中古品をバラの状態で見ることができれば、ブロックのポッチ(スタッド)をよく見てみてください。レゴの正規品であれば、全てのポッチに「LEGO」という極小のロゴが刻印されています。これは非常に高い金型精度が必要なため、コピー品では再現できない、あるいはフォントが微妙に違うことが多いんです。
透明な滝や溶岩のパーツも、正規品はクリスタルのような透明度がありますが、互換品などは少し濁っていたり黄色みがかったりしていることがあります。また、パーツをはめた時の「カチッ」という心地よいホールド感(クラッチパワー)も、正規品ならではの体験。あまりに硬すぎたり、逆にポロポロ落ちたりする場合は、正規品ではないかもしれません。
模倣品では動かないエレベーターの精緻な仕組み
このセットの目玉といえば、トロッコを山頂まで運ぶチェーン式のエレベーターですよね。実はここが、一番「本物」と「偽物」の差が出るポイントなんです。レゴの正規品は0.002ミリという驚異的な精度で作られているため、数百個のチェーンをつなげてもスムーズに回転します。
ネット上のレビューを見ると、模倣品(Lepin 18032など)では「エレベーターが途中で引っかかる」「チェーンがすぐに切れる」「クランクが重くて回らない」という不満が続出しています。これはプラスチックの摩擦係数や寸法の狂いが原因なので、構造的に直すのが難しい部分。せっかくのギミックが動かないのは、悲しいですよね。
帯電クリーパーなど希少なミニフィグのプリント
ミニフィギュア(ミニフィグ)のクオリティも、正規品を証明する重要な要素です。特にこのセットにしか入っていない「帯電クリーパー」や「子オオカミ」は、コレクターの間でも非常に価値が高いんです。正規品の帯電クリーパーは、透明なブルーのパーツに、ズレのない鮮明なプリントが施されています。
偽物のミニフィグは、顔のプリントが左右にずれていたり、手足の関節がグラグラだったりすることが多いです。特にエンダーマンなどの背の高いキャラクターは、正規品だとしっかり自立しますが、粗悪品だとすぐにバラバラになってしまうことも。ミニフィグ単体でも数千円で取引されることがあるため、パーツが全て揃っているかは入念に確認したいですね。
レゴマインクラフトの山の洞窟の正規品の遊びと管理

無事に正規品を手に入れたら、次はその魅力を最大限に引き出す番です。実際に手に入れた後の楽しみ方や、長く大切に扱うためのメンテナンス術についてお話しします。資産価値を守るためにも、ちょっとしたコツがあるんですよ。
2863ピースの組み立て時間と設置に必要な大きさ
総ピース数2,863というボリュームは、大人でも組み立てにかなりの時間を要します。個人差はありますが、だいたい10時間から15時間くらいは見ておいたほうがいいかもしれません。週末に少しずつ進めるのが、マインクラフトの世界を少しずつ形にしていく楽しみがあっておすすめです。
完成後のサイズは、高さ31cm、幅53cm、奥行き29cmとかなりの存在感。一般的な棚の奥行きが30cm程度なので、ギリギリ収まるか少しはみ出すくらいの大きさですね。飾る場所をあらかじめ確保しておくのがベストかなと思います。モジュール式なので、ある程度分割して移動させることもできますよ。
説明書のダウンロード方法とパーツ紛失時の対応
もし中古で購入して説明書が入っていなかったり、破れてしまったりしても安心してください。レゴ公式サイトでは、全てのセットの組み立て説明書がPDF形式で無料公開されています。「21137」で検索すれば、スマホやタブレットでいつでも閲覧可能です。細かい部分をズームして確認できるので、紙の説明書よりも見やすいという声もあるくらいなんですよ。
レゴ正規品の素晴らしいところは、アフターサービスが充実している点です。公式サイトの「コンシューマーサービス」から、足りないパーツを注文することができます(在庫状況によります)。模倣品にはこうしたサポートは一切ないので、長く遊ぶことを考えると、やっぱり正規品一択かなと思います。正確な情報は公式サイトをご確認くださいね。
変色を防ぐメンテナンスと将来の買取査定の対策
レゴのブロック、特に白やグレーのパーツは直射日光(紫外線)に弱く、長時間当てていると黄色く変色してしまいます。これを「黄変」と呼ぶのですが、一度変色してしまうと価値が大きく下がってしまうんです。飾る場所は窓際を避けるか、UVカット機能のあるケースに入れるのが理想的ですね。
また、将来的に買取に出すことを考えているなら、箱と説明書は絶対に捨てないでください。このクラスのレアセットになると、箱があるかないかだけで査定額が1万円以上変わることもあります。ホコリが溜まりやすい形状なので、時々エアダスターやメイク用の柔らかいブラシで掃除してあげると、綺麗な状態を保てますよ。
信頼できる販売店で中古完品を安全に購入する手順
今から正規品を入手する場合、基本的には中古市場(フリマアプリやオークション、専門店)を利用することになります。ここで大事なのは「出品者の評価」と「実物写真の有無」です。商品の説明欄に「レゴ正規品」と明記されているか、ポッチのロゴが写っているかを確認しましょう。
Amazonのマーケットプレイスなどでも販売されていますが、発送元が海外の場合は注意が必要です。不安な場合は、国内のレゴ専門店や、実績のある中古ショップを利用するのが一番安心かなと思います。最終的な判断は、信頼できる専門家やショップに相談しながら進めてくださいね。
レゴマインクラフトの山の洞窟の正規品を選ぶ理由

結局のところ、なぜ多くの人が高くてもレゴマインクラフトの山の洞窟の正規品を求めるのか。それは、単なるプラスチックの塊ではなく、そこに「最高の設計」と「安心」が詰まっているからだと思います。スムーズに動くエレベーター、優しく光るライトブロック、そして何年経っても色褪せないブランド価値。
模倣品は一時的には安く済みますが、リセールバリューはゼロですし、何より組み立てる時のワクワク感や完成した時の満足度が全然違います。もしあなたがマイクラの世界を現実のものにしたいと願うなら、ぜひ頑張って正規品を手に入れてほしいなと思います。その圧倒的なスケールの山を目の前にした時、きっと「本物を選んでよかった」と思えるはずですよ。

