マインクラフトフォージ完全ガイド!入れ方からサーバー構築まで

マインクラフトで遊んでいると、どうしてもバニラだけの環境では物足りなくなってくる瞬間ってありますよね。もっと便利な機能を追加したい、新しいアイテムで遊びたいと考えたとき、必ず耳にするのが「マインクラフト フォージ」という言葉ではないでしょうか。でも、実際に導入しようとすると「入れ方が難しそう」「エラーが出て起動しない」「サーバーの立て方がわからない」といった壁にぶつかってしまう方も多いはずです。私自身も最初はバージョンの違いやJavaの設定に悩まされ、何度も失敗した経験があります。この記事では、そんなMod初心者の方に向けて、Forgeの基本的な導入手順から最新バージョンでの注意点、そしてサーバー運用に関する情報までを、私の経験を交えながらわかりやすく解説していきます。

フォージ
  • 最新のマインクラフトに対応したForgeの正しい入れ方とダウンロード手順
  • 起動しない原因の多くを占めるJavaバージョンの違いと対処法
  • トラブルを未然に防ぐためのプロファイル設定とフォルダ管理のコツ
  • マルチプレイを楽しむためのサーバー構築手順とエラー解決方法

マインクラフトのフォージ導入と入れ方完全ガイド

ここでは、マインクラフトのMod環境構築において最も基本となる、クライアント側へのForgeの導入手順について詳しく解説していきます。初めての方でも迷わないよう、ダウンロードから実際のインストール、そして環境設定までをステップバイステップで見ていきましょう。

最新版対応の入れ方とダウンロード手順

まずは、Forgeのインストーラーを手に入れるところからスタートです。基本的には公式サイトからダウンロードするのですが、ここにも少しだけ注意点がありますね。

公式サイト(files.minecraftforge.net)にアクセスすると、左側にバージョンのリストが並んでいます。遊びたいマインクラフトのバージョン(例えば1.20.1など)を選ぶと、メイン画面に「Download Latest(最新版)」と「Download Recommended(推奨版)」の2つが表示されるはずです。

ここでのポイント

基本的には「Recommended(推奨版)」を選ぶのが安心です。「Latest」は開発中のベータ版であることが多く、予期せぬ不具合が含まれている可能性があるからですね。

「Installer」ボタンをクリックすると、広告ページに飛びますが、慌てて変なボタンを押さないようにしましょう。画面右上にカウントダウンが表示され、数秒後に現れる「SKIP」ボタンを押すことで、安全に.jarファイルをダウンロードできます。

ダウンロードしたファイルを開く際は、「Install Client」が選ばれていることを確認して「OK」を押すだけです。これだけで、基本的な導入作業は完了します。

起動しない原因となるJavaバージョンの壁

「手順通りにやったはずなのに、インストーラーが起動しない」「ゲームがクラッシュする」という相談をよく受けますが、その原因のほとんどがJava(ジャバ)のバージョン不整合にあるんですよね。

マインクラフトはバージョンによって、動かすために必要なJavaの規格が厳密に決まっています。これを間違えると、そもそもForgeが動きません。

マイクラのバージョン必要なJavaのバージョン
1.20.5 ~ 1.21.x (最新)Java 21
1.18 ~ 1.20.4Java 17
1.16.5 以前 (1.7.10等)Java 8

注意点

例えば、1.12.2のModパックを遊びたいのに、PCには最新のJava 21しか入っていない場合、正常に動作しないことがあります。逆に、最新の1.21を遊ぶのに古いJava 8を使っていても起動しません。

もしインストーラーをダブルクリックしても何も起きない場合は、PCに入っているJavaのバージョンを確認するか、後述する「JarFix」のようなツールを使って、.jarファイルの関連付けを修正してみると解決することが多いですよ。

導入できない時のプロファイル設定法

Forgeをインストールした後、そのまま標準のプロファイルで遊んでいませんか?実はこれ、データ破損の元になりかねない危険な状態なんです。

私が強くおすすめしているのが、「ゲームディレクトリの分離」という設定です。これは、バージョンごとにセーブデータやModを入れるフォルダを分けてしまう方法ですね。

ディレクトリ分離の手順

  1. ランチャーの「起動構成」タブを開く。
  2. Forgeのプロファイルの「編集」をクリック。
  3. 「ゲームディレクトリ」の項目で、新しい空のフォルダ(例: Forge_1.20.1など)を指定する。

こうすることで、そのバージョン専用の「mods」フォルダや「config」フォルダが生成されます。バニラ環境や他のバージョンのMod環境と混ざることがなくなるので、「導入できない」とか「設定がおかしくなった」というトラブルが劇的に減りますよ。

Modの入れ方とフォルダ構成の基本

無事にForgeが導入できたら、いよいよModを入れていきましょう。基本的には、ダウンロードしたModファイル(.jar)を「mods」フォルダに入れるだけですが、ここにも落とし穴があります。

一番気をつけたいのが「依存関係(Dependency)」です。多くのModは、単体では動かず、前提となる別のMod(APIやライブラリ)を必要とします。

確認方法

CurseForgeなどの配布サイトには、必ず「Relations」や「Dependencies」というタブがあります。ここをチェックして、必要な前提Modも一緒にダウンロードして入れておく必要があります。

「入れたはずのModが反映されない」という時は、まずこの依存関係を見直してみてください。また、ModのバージョンがMinecraft本体のバージョンと完全に一致しているかも重要ですね。

おすすめのJDKとインストール環境

Javaの環境を整える際、「どれをインストールすればいいの?」と迷う方もいるかもしれません。Windowsで遊ぶ場合、個人的におすすめなのは「Eclipse Adoptium (Temurin)」「Microsoft Build of OpenJDK」です。

これらは信頼性が高く、マインクラフトのコミュニティでも標準的に使われています。特にMicrosoft版は公式ランチャーにも採用されているものに近いので、相性が良いと感じています。

複数のバージョン(例えば1.7.10と1.21)を行き来して遊ぶなら、Java 8とJava 21の両方をインストールしておき、ランチャーの起動構成で使い分けるのがスマートな運用方法かなと思います。

マインクラフトのフォージ活用とサーバー運用術

フォージ1

ここからは少しステップアップして、自分だけのマルチサーバーを立てたり、より快適に遊ぶための設定についてお話しします。友達と一緒にModワールドを冒険するのは、ソロプレイとは違った楽しさがありますからね。

マルチサーバーの立て方とポート開放

Forgeサーバーを立てる場合も、基本はインストーラーを使います。「Install Server」を選んで、空のフォルダを指定してインストールしましょう。

最近のバージョン(1.17以降)で大きく変わったのが、起動方法です。昔のようにjarファイルを直接叩くのではなく、生成されたrun.bat(Windowsの場合)を実行する仕組みになっています。

初回起動時の流れ

  1. run.batを実行する。
  2. 一度コンソールが閉じて、eula.txtが生成される。
  3. eula.txtを開き、eula=falseeula=trueに書き換えて保存。
  4. もう一度run.batを実行すると、サーバーが立ち上がる。

外部の友達を招待する場合は、ルーターのポート開放(TCP: 25565)が必要です。これが一番の難関かもしれませんが、セキュリティソフトが通信をブロックしていないかも合わせて確認しておくと良いでしょう。

エラーが出る原因とログの確認方法

Modサーバーを運営していると、避けて通れないのがクラッシュです。よく見るのが「Exit Code 1」というエラーですが、これだけでは原因がわかりません。

そんな時は、logsフォルダにあるlatest.logを確認します。テキストエディタで開いて、以下のキーワードを探してみてください。

  • “Caused by”: エラーの直接的な原因が書かれています。ここにModの名前があれば、そのModが犯人である可能性が高いです。
  • “Missing dependencies”: 前提Modが足りていない場合に出ます。
  • “Mixin”: 他のModと競合して処理が失敗しているケースです。

エラーログは暗号のように見えるかもしれませんが、落ち着いて読んでみると「何が足りないか」「何が邪魔しているか」が意外と書いてあるものですよ。

動作が重い時のメモリ割り当て設定

「Modをたくさん入れたらカクつく」という場合、メモリの割り当て設定を見直す必要があります。サーバーの場合はuser_jvm_args.txtというファイルを編集して設定します。

ファイル内に-Xmx4G(最大メモリ4GB)のように記述するのですが、ここで注意したいのが「割り当てすぎも良くない」ということです。

メモリ設定の落とし穴

メモリを大量に割り当てすぎると、Javaのガベージコレクション(不要なメモリの掃除機能)が走った時に、数秒間の大きなフリーズが発生しやすくなります。

一般的には、中規模なModパックなら4GB〜6GB、大規模なものでも8GB程度あれば十分なことが多いです。PCの搭載メモリギリギリまで割り当てるのは避けましょう。

NeoForgeやFabricとの違いと選び方

最近のマインクラフト界隈では、「Forge」以外にも「Fabric」や「NeoForge」といった名前をよく見かけるようになりました。「どれを使えばいいの?」と迷ってしまいますよね。

簡単に言うと、以下のような使い分けが今のトレンドかなと思います。

ローダー名特徴とおすすめな人
Forge過去の名作Modパック(1.12.2や1.16.5など)を遊びたい人向け。歴史が長く情報も多いです。
NeoForge1.21以降の最新環境で遊びたい人向け。Forgeから派生した後継プロジェクトで、今後はこれが標準になりそうです。
Fabric動作の軽さを重視する人や、バニラに近い環境で遊びたい人向け。軽量化Modとの相性が抜群です。

遊びたい特定のModがどれに対応しているかで選ぶのが一番ですが、これから最新バージョンで環境を作るなら、NeoForgeやFabricを選ぶ機会が増えてくるでしょう。

1.21環境におけるModローダーの現状

バージョン1.21のアップデートに伴い、Mod環境は大きな転換期を迎えています。特にForgeとNeoForgeの関係性は重要で、1.20.1まではある程度の互換性がありましたが、1.21以降は内部構造が大きく変わり、互換性がなくなりました。

多くの主要なMod開発者さんがNeoForgeへの移行を進めているため、最新バージョンで遊ぶ際は、従来のForgeではなくNeoForgeを選択するケースが標準的になってきています。「いつものForgeがない!」と焦らず、NeoForgeの導入を検討してみてください。

マインクラフトのフォージで広がる世界

フォージ2

Mod導入は少しハードルが高く感じるかもしれませんが、一度環境を作ってしまえば、マインクラフトの遊び方は無限に広がります。工業化Modで工場を作ったり、魔法Modで冒険したり、家具Modで建築にこだわったり……。

今回解説したJavaのバージョン管理やプロファイルの分離、エラーログの確認方法は、Forgeに限らずNeoForgeやFabricを使う際にも役立つ知識です。ぜひ、自分だけの最高のマイクラ環境を構築して、新しい世界を楽しんでくださいね!

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