マインクラフトの冒険を進める上で避けては通れないのが、ネザーゲートの作成ですよね。初めて暗黒界へ足を踏み入れる時のドキドキ感はたまりませんが、一方で作り方が合っているのか不安になったり、思った場所に繋がらないトラブルに悩まされたりすることも多いのではないでしょうか。実は私自身も、座標の計算や大きさのルールをよく理解していなかった頃は、変な場所に飛ばされて迷子になった経験が何度もあります。この記事では、基本の作り方はもちろん、よくあるトラブルの解決法やおしゃれなデザインまで、幅広く紹介していきます。

- ダイヤのツルハシを使わずにゲートを作る裏技的手順
- ゲートが混線して変な場所に繋がる原因と座標合わせの計算
- バージョン1.21以降で知っておきたい仕様やテクニック
- 和風の鳥居や剣などワールドが映える建築デザインのアイデア
マインクラフトのネザーゲートの作り方と仕組み
まずは基本中の基本、ゲートを機能させるための構造とルールについて解説します。サバイバルモードで誰もが最初にぶつかる「黒曜石どうやって集めるの?」という問題から、システム的な制約まで、ここを押さえれば失敗することはありません。
黒曜石の効率的な集め方と必要数
ネザーゲートの枠を作るために絶対に必要なブロック、それが黒曜石です。この素材は非常に硬く、爆発耐性も高いため、クリーパーやガストの攻撃でも壊れません。
黒曜石をアイテムとして回収するには、必ず「ダイヤモンドのツルハシ」または「ネザライトのツルハシ」が必要です。鉄のツルハシで一生懸命掘っても、時間はかかる上にブロックは消滅してしまうので注意してくださいね。
| ツルハシの種類 | 採掘速度(目安) | 回収の可否 |
|---|---|---|
| ダイヤモンド | 約9.4秒 | 〇 |
| ネザライト | 約8.35秒 | 〇 |
| 鉄以下 | 約50秒 | ×(消滅) |
ゲートを完成させるために必要な黒曜石の数は、四隅を含めた完全な長方形を作るなら14個ですが、四隅を別のブロック(土や石など)で代用すれば10個で済みます。序盤はダイヤピッケルの耐久も惜しいので、10個の節約型で作るのがおすすめです。
「泣く黒曜石」は使えません!
ピグリンとの交易などで手に入る「泣く黒曜石」は見た目が似ていますが、ゲートの素材としては機能しません。必ず普通の黒曜石を使ってください。
ダイヤ不要!水バケツでの作り方
「まだダイヤが見つからないけど、早くネザーに行きたい!」というRTA走者のようなプレイスタイルの方におすすめなのが、水バケツ建築(キャスティング)という方法です。
これは黒曜石を掘って持ってくるのではなく、溶岩源に直接水をかけてその場でゲートの形に固めてしまうというテクニックです。
キャスティングの手順
- 溶岩溜まりを見つけるか、バケツで溶岩源を汲んできます。
- 燃えないブロック(土や石)でゲートの「型」を作ります。
- 型の中に溶岩源を置き、すぐに水をかけて黒曜石化させます。
- これを積み上げるように繰り返して、枠を完成させます。
これなら、鉄のバケツと水さえあればゲーム開始直後でもネザーへ行けます。慣れると非常にスピーディーに展開できるので、ぜひ練習してみてください。
最小から最大までの大きさ制限
ネザーゲートには、システムで決められたサイズの制限があります。これより小さすぎても大きすぎても着火しません。
- 最小サイズ:幅4ブロック × 高さ5ブロック(内側の空間は2×3)
- 最大サイズ:幅23ブロック × 高さ23ブロック
最大サイズ以内であれば、必ずしも正方形である必要はありません。横に長いゲートや、縦に極端に長いゲートも作成可能です。巨大なゲートは、ガストのような大型モブを通すトラップを作る際や、単純にランドマークとして目立たせたい時に役立ちます。
ゲートが繋がらない原因と直し方
「家からネザーに行って、戻ってきたら全然知らない洞窟に出た……」という経験、ありませんか? これがいわゆる混線という現象です。
マインクラフトのシステムは、ゲートを通ると「理想の座標」に近い既存のゲートを探します。しかし、理想の場所に壁やマグマの海があると、ゲーム側が勝手に「少しズレた安全な場所」に新しいゲートを作ってしまいます。
帰る時はその「ズレた場所」から計算が始まるため、元の家のゲートが検索範囲(半径128ブロック)から外れてしまい、また別の新しいゲートが生成されてしまうのです。
Y座標(高さ)のズレに注意
横の座標が合っていても、高さ(Y座標)が大きく離れていると「遠い」と判定されて混線することがあります。高低差のある場所に拠点がある場合は特に注意が必要です。
座標計算ツールでズレを防ぐ方法
混線を防ぎ、狙った場所に確実に繋げるための唯一の解決策は、座標合わせを行うことです。オーバーワールドとネザーには以下の法則があります。
オーバーワールドの座標 ÷ 8 = ネザーの座標
つまり、オーバーワールドでX:800の場所は、ネザーではX:100に相当します。この計算に基づいて、ネザー側のゲートを手動で正しい位置に作り直せば、混線は起きなくなります。
座標合わせのステップ
- オーバーワールドのゲートの座標(X, Y, Z)をメモする。
- XとZを8で割る(Yはそのまま)。
- ネザーに行き、計算した座標の場所まで移動してゲートを作り直す。
最近はスマホアプリやWEBサイトで「座標計算ツール」があるので、暗算が面倒な方はそれらを利用するのが確実ですよ。
マインクラフトのネザーゲート応用とデザイン

基本を押さえたら、次はゲートをより便利に、そして美しく活用するためのステップアップ情報です。単なる移動手段としてだけでなく、ワールドの重要なインフラや建築物として楽しんでみましょう。
氷ボートを使った高速移動の準備
先ほどの「座標が8倍になる」という性質を利用して、ネザーの中に移動用の通路を作るのがネザーハブの考え方です。
さらに、その通路の床を「氷塊」や「青氷」にしてボートに乗って移動すると、とんでもない速度が出せます。これを氷ボートロードと呼びます。オーバーワールド換算で秒速数百ブロックという速度が出せるため、数千ブロック離れたバイオームへの移動もあっという間です。
おすすめは、ネザーの天井付近(Y=115〜120あたり)を掘り進めること。ここは比較的空洞や溶岩が少なく、安全に通路を確保しやすい高さです。
1.21のアプデによる判定変更点
少しマニアックな話になりますが、バージョン1.21前後で、エンティティ(プレイヤーやモブ)がポータルを通過する際の判定(ヒットボックス)に調整が入りました。
以前はポータルの空間に少しでも触れれば転送されていましたが、現在はポータルの見た目通りの薄い部分にしっかり触れないと転送されないケースがあります。これにより、以前作ったモブ輸送式のトラップなどが動かなくなる報告も上がっています。
もし装置が動かない場合は、ピストンや水流の位置を調整して、モブをより深くポータルに押し込むように改修してみてください。
一方で、ボートや馬に乗ったままスムーズに通過できるようになった点は嬉しい改善点ですね。
おしゃれな鳥居や剣のデザイン案
紫色の怪しげな光を放つポータルは、建築のアクセントとしても優秀です。特に人気なのが和風建築の「鳥居」です。
赤色のコンクリートや皮を剥いだアカシアの原木を使って鳥居の柱を立て、その柱の間に黒曜石フレームを隠すように配置すれば、まるで神隠しに遭うかのような神秘的なゲートが完成します。
また、「地面に突き刺さった巨大な剣」のデザインも人気です。縦長のポータルを作り、周囲を装飾して剣の刀身に見立てるのです。ネザーの雰囲気とマッチして、非常に写真映えしますよ。
囲いでガストやピグリンを対策
ゲート周りの安全確保も重要です。特に厄介なのが、ゲートから勝手に出てくるゾンビピグリンと、ネザー側で待ち構えるガストです。
ゾンビピグリンは、ゲートがオンになっている限りランダムでスポーンします。寝室の横にゲートを置いていたら、朝起きたらピグリンだらけ…なんてことも。これを防ぐには、ゲートの前にフェンスゲートやドアを設置して物理的に出られないようにするのが一番です。
ネザー側では、ガストの爆撃からゲートを守るために、丸石や石レンガなどの爆発耐性があるブロックで必ず周囲を囲いましょう。いわゆる「ガストハウス」を作っておかないと、火を消されて帰れなくなるリスクがあります。
回路でON/OFFするスイッチ
「使わない時はうるさいし、ピグリンも湧くから消しておきたい」という方は、レッドストーン回路で制御しましょう。
ONにする時はディスペンサー(発射装置)に「火打ち石と打ち金」を入れて発射。OFFにする時は、少し工夫が必要です。
- オーバーワールド:ディスペンサーから「水」を一瞬流して消す。
- ネザー:水は蒸発してしまうため、代わりに「粉雪」が入ったバケツを使う。
特に粉雪を使った消火システムは、最近のトレンドです。ボタン一つで開閉できるシステムを作ると、基地のハイテク感がグッと増すのでおすすめですよ。
マインクラフトのネザーゲート攻略まとめ

ネザーゲートは、ただの移動手段ではなく、マインクラフトの世界を広げるための重要な鍵です。座標の仕組みを理解してリンクを整えれば、移動時間は劇的に短縮されますし、デザインにこだわればワールドのシンボルにもなります。最初は黒曜石集めや座標計算が大変かもしれませんが、ぜひ自分だけの素敵なゲート網を構築して、サバイバル生活をより豊かにしてみてくださいね。

