マインクラフトで遊んでいると、いつものサバイバル生活とは違った不思議な仕掛けを作ってみたくなりませんか。そんな時に必要になるのがコマンドブロックですが、これはクリエイティブモードのアイテム一覧を探しても見つからない特殊なアイテムです。スイッチやスマホなどの統合版で遊んでいる方や、Java版でサーバーを立てている方など、環境によって微妙に手順が違うので戸惑ってしまうことも多いかもしれません。実は私自身も最初は出し方がわからず、チャット欄に何度もコマンドを打ち込んで苦戦した経験があります。この記事では、初心者の方でも迷わずコマンドブロックを入手できるように、具体的な手順や設定方法を一つひとつ丁寧に解説していきますね。

- スイッチや統合版を含む全機種でのコマンドブロック入手コマンド
- 入手前に必ずやっておくべきワールド設定とチートの有効化
- コマンドブロックが出せない時や反応しない時の原因と解決策
- 入手後の基本的な使い方とすぐに試せるテレポート等の実例
マインクラフトのコマンドブロックの出し方と設定手順
まずは、一番の目的であるコマンドブロックを手に入れるための具体的な手順を見ていきましょう。実はこのブロック、通常のプレイでは手に入らない「管理者専用」のようなアイテムなんです。そのため、ゲーム内での設定と、特定のコマンド入力という2つのステップが必要になります。ここでは、多くの人が遊んでいるスイッチ版や統合版を中心に、PC版も含めた全手順を解説しますね。
スイッチ版でのコマンド入力と操作
Nintendo Switchで遊んでいる場合、キーボードがないのでコントローラーでの操作がメインになりますよね。コマンドブロックを出すための呪文(コマンド)は、チャット欄に入力する必要があります。
まず、コントローラーの十字キー(方向キー)の右ボタンを押してチャット画面を開きます。ここで注意したいのが、アナログスティックではなく、十字キーを使うという点です。チャット画面が開いたら、以下のコマンドを一文字一句間違えないように入力してください。
入力するコマンド:
/give @s command_block
入力が終わったら決定ボタン(Yボタンなど)を押して実行します。もし画面左側に「コマンドブロックを与えました」というメッセージが出れば成功です!インベントリの中に、オレンジ色のブロックが入っているはずですよ。
便利なテクニック
スイッチにUSBキーボードを繋いでいる場合は、PCと同じように「/(スラッシュ)」キーを押すだけですぐにチャット入力欄が開きます。長いコマンドを打つ時はキーボードがあると圧倒的に楽なので、もし持っていれば接続してみるのがおすすめです。
統合版でのチート設定と注意点
「正しいコマンドを入れたはずなのに、エラーが出て入手できない…」という場合、十中八九この設定が原因です。マインクラフトでコマンドを使うためには、ワールド設定で「チートの実行」をオンにしておく必要があります。
特にSwitchやスマホ、PS4/5などの統合版(Bedrock Edition)では、以下の手順で設定を確認してみてください。
- ワールドの編集画面(鉛筆マーク)を開く
- 「ゲーム」タブを下にスクロールする
- 「チート」の項目にある「チートの実行」スイッチを右(オン)にする
【重要】実績解除ができなくなります
ここで一つだけ大きな注意点があります。一度でもそのワールドで「チートの実行」をオンにすると、Xbox Liveの実績やPSNのトロフィー機能が永久に無効化されてしまいます。あとでオフに戻しても実績機能は復活しません。「サバイバルで頑張って実績を集めたい!」というワールドでは、絶対にオンにしないよう気をつけてくださいね。
コマンドブロックが出せない原因
チートをオンにしてもまだ出せない場合、いくつかの細かい原因が考えられます。よくあるトラブルをリストアップしてみたので、当てはまるものがないかチェックしてみてください。
- クリエイティブモードになっていない:
コマンドブロックを入手すること自体はサバイバルでも可能ですが、設置したり中身を設定したりするには「クリエイティブモード」である必要があります。
- スペルミス(入力間違い):
特に多いのが、
command_blockの間にある「_(アンダーバー)」の入力忘れや、スペースでの代用です。「command block」とスペースで区切ってしまうとエラーになります。 - 全角文字が混じっている:
コマンドはすべて「半角英数字」である必要があります。日本語入力モードのまま全角スペースなどが入っていないか確認しましょう。
スマホ版での注意点
iPhoneやAndroidで入力する際、予測変換が勝手にスペースを入れてしまうことがあります。入力確定前に、変な空白が入っていないかよく見てみてくださいね。
チャット画面が開かない時の対処
そもそもコマンドを入力するためのチャット画面が開かない、という相談も意外と多いんです。これはハードウェアごとの操作方法の違いや、設定の問題が関係しています。
スイッチ版などで「右ボタンを押してもチャットが出ない」という時は、ボタンの割り当て設定が変わっている可能性があります。「設定」→「コントローラー」から、チャットを開くボタンがどこに割り当てられているか確認してみましょう。
また、スマホ版(iOS/Android)の場合は、画面の上部(真ん中か左上あたり)にある「吹き出しマーク」のアイコンをタップすることでチャットが開きます。UIの設定でアイコンを消してしまっている場合もあるので、ビデオ設定なども一度見直してみるといいかもしれません。
PCやJava版での取得コマンド
パソコンでJava版をプレイしている方も、基本的には統合版と同じコマンドで入手可能です。ただ、Java版の方が少しだけ入力の融通が利く部分と、厳密な部分があります。
Java版の推奨コマンド:
/give @s minecraft:command_block
Java版では「T」キーまたは「/」キーでチャットを開きます。また、TABキーを押すことで入力候補をオートコンプリート(自動補完)できるのがPC版の最大の強みですね。/give @s com まで打ってTABキーを押せば、自動的に minecraft:command_block まで入力してくれます。これは入力ミスを防ぐのに最強の機能なので、ぜひ活用してください。
マインクラフトのコマンドブロックの出し方と基礎知識

無事にコマンドブロックを手に入れたら、次はその使い方です。「なんだか難しそう」と思われるかもしれませんが、基本さえ押さえればプログラミングのような複雑な知識がなくても十分に楽しめます。ここでは、ブロックの種類や設定方法といった基礎知識を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
種類ごとの色の違いと使い分け
コマンドブロックを地面に置いて設定画面を開くと、ブロックの種類を変更できる項目があります。これを変えるとブロックの色も変わり、役割が大きく変化します。以下の3種類があることを覚えておきましょう。
| 色 | 名称 | 特徴 |
|---|---|---|
| オレンジ | 衝撃(インパルス) | デフォルトの状態です。信号を受け取った瞬間に1回だけコマンドを実行します。ボタンやレバーと組み合わせて使うのが一般的です。 |
| 緑 | チェーン | 他のコマンドブロックと繋げて使います。前のブロックが実行された後に、連鎖して実行されます。複数の処理を順番に行いたい時に便利です。 |
| 紫 | 反復(リピート) | 信号がある間、ものすごい速さ(1秒間に20回)でコマンドを繰り返し実行し続けます。常時効果を出したい時などに使います。 |
衝撃とチェーンと反復の仕組み
もう少し詳しく仕組みをお話ししますね。「衝撃(オレンジ)」は一番シンプルで、例えば「ボタンを押したら朝にする」といった単発のアクションに最適です。
一方で初心者がつまずきやすいのが「チェーン(緑)」です。これは単体で置いても動きません。必ず他のコマンドブロックの後ろに連結させる必要があります。この時、ブロックに描かれている矢印の向きが重要で、信号を流したい方向に矢印が向いている必要があります。
「反復(紫)」は非常に強力ですが、扱いには注意が必要です。例えば「雷を落とす」コマンドを反復で動かすと、毎秒20回の落雷が発生してワールドが重くなったり、最悪の場合はクラッシュしたりすることもあります。慣れないうちは慎重に使いましょう。
テレポートなどの簡単な使用例
では、実際にコマンドブロックを使って何か作ってみましょう。一番実用的で人気なのが「テレポート装置」です。これがあれば、拠点と鉱山を一瞬で行き来できるようになりますよ。
テレポート装置の作り方
- 行きたい場所の座標を調べる(設定で「座標の表示」をオンにしてメモする)。
- コマンドブロックを置き、中に以下のコマンドを入力する。
/tp @p 100 64 100(※数字の部分はメモした座標 X Y Z に書き換えてください)
- ブロックの設定は「衝撃」「無条件」「動力が必要」のままにする。
- コマンドブロックにボタンや感圧板を取り付ける。
これでボタンを押すだけで、指定した座標へワープできる装置の完成です!@pというのは「一番近くにいるプレイヤー(ボタンを押した人)」を指す言葉です。
設定画面の開き方と操作方法
コマンドブロックの設定画面(GUI)を開くには、ブロックに向かって「使う」操作をします。スイッチならZLボタン、PCなら右クリックですね。
画面が開くと、左側にコマンドを入力する欄があり、右側には動作設定のトグルスイッチが並んでいます。
- ブロックの種類:衝撃・チェーン・反復を切り替えます。
- 条件:「無条件」と「条件付き」があります。通常は「無条件」でOKです。「条件付き」は、チェーンブロックなどで「前のコマンドが成功した時だけ実行する」という高度な設定に使います。
- レッドストーン:「動力が必要」か「常時実行」かを選べます。スイッチで動かすなら「動力が必要」、置いただけでずっと動かしたいなら「常時実行」を選びます。
閉じられない時は?
スイッチ版などで、キーボード入力画面から戻った後にフリーズしたようになることが稀にあります。その場合はBボタン(キャンセル)を押せば設定画面を閉じることができますよ。
マインクラフトのコマンドブロックの出し方まとめ

今回はマインクラフトでのコマンドブロックの出し方について、機種ごとの違いや基本的な設定を含めて解説してきました。最初は「/give」コマンドを打つだけでも緊張するかもしれませんが、一度出し方を覚えてしまえば、マインクラフトの遊び方が無限に広がります。
最後に、今回のポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- コマンドブロックは
/give @s command_blockで入手する。 - スイッチや統合版では、必ずワールド設定で「チートの実行」をオンにする(実績は無効になる)。
- コマンドの入力ミス(特にアンダーバーや半角スペース)に気をつける。
- ブロックの種類(衝撃・チェーン・反復)と動力設定を使い分ける。
コマンドブロックを使えば、魔法のような演出や便利な移動システム、オリジナルのミニゲームまで作れてしまいます。ぜひこの記事を参考に、あなただけの素敵なワールド作りを楽しんでくださいね!

