マインクラフトを楽しもうと意気込んで起動したのに、なぜかログインできないという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。特に2025年現在はMicrosoftアカウントへの統合が完了しており、スイッチやPC、スマホといったプラットフォームごとに認証の手順やエラーの原因が複雑化しています。統合版やJava版の違いに加えて、通信環境や設定ミスが影響してサインインの不具合が起きることも珍しくありません。このページでは、私自身が実際に直面したトラブルや解決策を交えながら、スムーズにワールドへ入るための手順を詳しく解説していきます。

- 2025年最新の各デバイス別ログイン手順とアカウントの仕組み
- 「Drowned」などのエラーコードが出た際の具体的な解決策
- Android端末でログインループが発生する原因と対処法
- PS4やPS5におけるアカウント連携の重要な注意点
2025年版マインクラフトのログイン方法
マインクラフトのログインシステムはここ数年で大きく変化しましたね。現在はどの機種で遊ぶ場合でも、基本的にはMicrosoftアカウントが中心となります。ここでは、プラットフォームごとの具体的な接続手順や、最新のアカウント事情について整理してお伝えします。
Microsoftアカウントへの移行完了
以前からマイクラを遊んでいる方ならご存知かと思いますが、以前あったMojangアカウントからMicrosoftアカウントへの移行期間は完全に終了しました。これにより、現在はセキュリティが強化されたMicrosoftのシステムで認証を行う形に統一されています。
この変更によって、一度ログインすればMinecraft本体だけでなく、Realmsやマーケットプレイスへもスムーズにアクセスできるシングルサインオン(SSO)が実現しています。また、保護者の方が子供のアカウントを管理する「ファミリー設定」も、Microsoftのエコシステムを通じて一元管理できるようになりましたね。
バグ報告サイトも移行中
開発への協力に興味がある方向けの情報ですが、バグ報告を行う「Mojira」のアカウントも2025年初頭にシステム移行が行われています。過去にバグ報告をしたことがある方は、データの引き継ぎ手続きが必要ですので確認しておきましょう。
スイッチ版のリモートコネクト手順
Nintendo Switchで遊んでいるお子さんを持つ親御さんからよく聞かれるのが、この「リモートコネクト」の手順です。スイッチのコントローラーでメールアドレスやパスワードを入力するのは大変なので、スマホやPCを「鍵」として使う仕組みになっています。
手順としては、スイッチの画面に表示される「aka.ms/remoteconnect」というURLと「8桁のコード」を使います。お手持ちのスマホでそのURLにアクセスし、コードを入力してからMicrosoftアカウントにサインインすることで、スイッチ側の画面が自動的に切り替わってログインが完了します。
アカウントの紐付けに注意
一度スイッチのアカウントとMicrosoftアカウントを紐付けると、そのリンクは非常に強力に保持されます。「別のアカウントに変えたい」と思っても、単にサインアウトするだけではうまくいかず、セーブデータの消去などが必要になるケースもありますので、最初のアカウント選びは慎重に行いましょう。
PC版ランチャーの正しい使い方
PC版(Java版・統合版)をプレイする場合、現在は「Minecraft Launcher」というアプリが全ての入り口になります。Windowsをお使いなら、基本的にはMicrosoft Storeのアカウント情報と連動して自動的にログインできるはずです。
ただ、ここで「0x80070057」のようなエラーが出て、ランチャー自体が起動しないことやログインできないことがあります。これは私が調べたところ、ランチャーの不具合というよりは、Windows側の「Gaming Services」やストアアプリの破損が原因であることが多いようです。
もしどうしても最新のランチャーで不具合が起きる場合は、公式サイトで配布されている「Windows 7/8用」のインストーラー(.msi形式)を使うという裏技的な方法もあります。こちらはストア機能への依存度が低いため、動作が安定する傾向がありますよ。
スマホ版アプリでのサインイン
iPhoneやAndroidで遊ぶPE(統合版)の場合、アプリ内からMicrosoftのログインページを呼び出して認証を行います。ここでよくあるのが、「Wi-Fiを切って外で遊ぼうとしたらログインできない」というケースです。
これはマインクラフトの設定で、モバイルデータ通信時の利用が制限されているためです。設定画面のプロフィール項目にある「モバイルデータを使用」をオンにすることで解決します。ただし、データ通信量を消費するので、ギガ不足には気をつけてくださいね。
教育版アカウントの仕組み解説
学校やプログラミング教室で使われる「Minecraft Education」は、私たちが普段遊んでいる統合版とは少し仕組みが異なります。これには個人のMicrosoftアカウントではなく、学校から付与された「組織アカウント(Office 365 Educationなど)」が必要です。
また、興味深いのが無料体験版の仕様です。通常のゲームの体験版は「〇〇分遊べる」という時間制限が多いですが、教育版の体験モードは「ログイン回数」で制限されています(教職員は25回、学生は10回など)。アプリを再起動してサインインし直すたびに回数が減ってしまうので、無駄な再起動は避けたほうが良いでしょう。
マインクラフトにログインできない時の対処

「急に入れなくなった!」「読み込み画面から進まない…」といったトラブルは本当に焦りますよね。ここからは、エラーコード別の対処法や、特定の機種で発生しやすい不具合について、技術的な視点も交えて解決策を掘り下げていきます。
頻発するエラーコードと解決策
統合版(Bedrock Edition)では、エラーコードにモンスターやアイテムの名前が付けられています。ちょっとユニークですが、それぞれにちゃんと意味があるんです。よく見るエラーをまとめてみました。
| エラー名 | 原因 | 主な対処法 |
|---|---|---|
| Drowned (ドラウンド) | 認証トークンの期限切れや不明なエラー | デバイスを完全に再起動する。それでも駄目なら一度パスワードを変更して強制サインアウトさせる。 |
| Creeper (クリーパー) | ネットワーク接続の失敗 | Wi-Fiルーターの再起動。DNS設定の見直し。 |
| Glowstone (グロウストーン) | 認証サービス(Xbox Live)への接続不可 | サーバー障害の可能性が高いので、少し待ってから再試行する。 |
| Crossbow (クロスボウ) | アプリ側のデータ不整合 | アプリの再インストールや、ストレージの空き容量確保。 |
特に「Drowned」はよく見かけますが、これは「ログイン状態がおかしくなっている」サインです。一度完全にサインアウトして、キャッシュをクリアにするイメージで再起動すると直ることが多いですよ。
Androidでループする不具合
Androidユーザーの方で、「サインインボタンを押しても、一瞬画面が切り替わってまた元の画面に戻る」という無限ループに陥ったことはありませんか? 私も検証していてこの現象に出くわしたことがありますが、原因はマイクラアプリ本体ではないことが多いんです。
この不具合の主な犯人は、Androidのシステムコンポーネントである「Android System WebView」や「Google Chrome」のバージョンが古いことにあります。マインクラフトはログイン画面の表示にこれらの機能を使っているため、ここをGoogle Playストアで最新版にアップデートするだけで、嘘のように解決することがあります。
解決のステップ
- Google Playストアを開く
- 「Android System WebView」と「Chrome」を検索
- 更新ボタンが出ていればアップデートする
- 端末を再起動してからマイクラを起動
PS4とPS5のアカウント紐付け
PlayStation系で遊ぶ場合、最も気をつけなければならないのが「1対1の永久リンク」という厳しいルールです。「1つのPSNアカウントには、1つのMicrosoftアカウントしか紐付けられない」上に、一度紐付けると原則として解除や変更ができません。
「昔使っていたMicrosoftアカウントのパスワードを忘れたから、新しいのを作って登録しよう」と思っても、PS側が「以前のアカウントと違います」とエラーを返してしまいます。この場合、元のMicrosoftアカウントを必死に復旧させるか、新しいPSNアカウント(ユーザープロファイル)をプレステ上に作るしか方法がなくなってしまいます。
パスワード忘れと2段階認証設定
ログインできない原因の基本中の基本ですが、パスワード忘れも多いですよね。Microsoftアカウントの復旧は公式サイトから行いますが、セキュリティの観点から「2段階認証(2FA)」の設定を強くおすすめします。
特に「Microsoft Authenticator」というアプリを使うと、ログイン時にスマホに届く通知をタップするだけで承認できるので、毎回長いパスワードを打つ手間が省けますし、乗っ取り被害も防げます。大切なワールドデータを守るためにも、ここは面倒がらずに設定しておきたいところです。
オフラインモードでの起動制限
インターネットがない場所でも遊べる「オフラインモード」ですが、これを利用するには条件があります。それは「最低でも一度はオンラインでログインしておくこと」です。これによって、ログイン情報(トークン)がPCやゲーム機の中に一時保存されます。
久しぶりに起動する場合や、ログイン情報が期限切れになっている場合は、オフラインモードが使えないことがあります。旅行先などでネット環境がない場所で遊ぶ予定があるなら、出発前に自宅で一度起動確認をしておくのが確実ですね。
マインクラフトのログイン総括

マインクラフトのログイン周りは、セキュリティ向上のために少し複雑になっていますが、仕組みさえ分かれば恐れることはありません。基本的にはMicrosoftアカウントを中心に、OSやアプリを最新の状態に保つことがトラブル回避の近道です。
エラーが出たときは焦らず、まずはデバイスの再起動や、ご紹介した「Android System WebView」の更新などを試してみてください。快適なログイン環境を整えて、存分に建築や冒険を楽しみましょう!
※本記事の情報は2025年時点のものです。システムや仕様はアップデートにより変更される可能性があります。
※アカウント操作やシステム設定の変更は、必ずご自身の責任において行ってください。不明な点は公式サイトのヘルプなども併せてご確認ください。

