ポケモンGOでバトルリーグを楽しんでいると、どうしても勝てない時期が訪れることがあります。私自身もランクが上がるにつれて、ネットで最強と言われるおすすめパーティを真似しても負ける理由が分からず悩んだ経験がありました。初心者の方やパーティの組み方に迷っている方は、まず自分のチームのタイプ相性をチェッカーなどのツールで客観的に見直すことが大切です。また個体値の厳選やランクが勝敗にどう影響するのかを知ることも、強くなるための第一歩と言えるでしょう。この記事では、感覚だけに頼らない論理的なパーティ診断の方法について、私なりの視点で解説していきます。
- パーティ診断における数値的な基礎知識と重要性
- 構築の役割理論やアーキタイプに基づいた編成術
- ツールを活用した具体的な弱点発見と改善のプロセス
- PvPとレイドバトルそれぞれに適した診断のポイント
ポケモンGOのパーティ診断と構築の基礎

ここでは、対人戦であるGOバトルリーグ(GBL)において、なぜパーティ診断が必要なのか、そして強いチームを作るために最低限知っておきたい数値の仕組みや構築のセオリーについて掘り下げていきます。感覚だけでなく理論でパーティを見直してみましょう。
初心者が知るべきパーティの組み方
ポケモンGOのバトルで「なかなか勝てない」と感じたとき、まず疑うべきはプレイングスキルよりもパーティの構造そのものかもしれません。初心者が陥りやすいのが、単に「CPが高いポケモン」や「好きなポケモン」を並べただけの構成です。
パーティを組む際は、3匹のポケモンそれぞれに明確な役割を持たせることがスタートラインになります。例えば、初手で出し負けたときに交代する「引き先」や、相手のシールドがなくなった終盤に全抜きを狙う「エース」など、役割分担ができていないと、どんなに個々のポケモンが強くてもチームとしては機能しません。
診断のチェックポイント
- 3匹全員が同じタイプに弱点を持っていないか
- 初手のポケモンが苦手な相手に対する回答が裏に用意されているか
- シールドを使うべきポケモンと、耐えて受けるポケモンが決まっているか
まずは、自分のパーティが「バランスよく組めているか」を確認することから始めましょう。特定のタイプに偏りすぎていないかを見直すだけでも、勝率はぐっと安定してくるかなと思います。
最強構築におすすめの役割理論
GBLで勝ち続けているプレイヤーの多くは、確立された「構築理論(アーキタイプ)」に基づいてパーティを組んでいます。これを理解すると、自分のパーティのどこが悪いのかを診断しやすくなります。
代表的なのが「バランス型」と呼ばれる構成です。これは水・草・炎のように、お互いの弱点を補完し合う3匹で組むスタイルですね。初手が出し負けても、裏のポケモンでカバーして、最後のエースを通すという動きが基本になります。
また、少しテクニカルですが「ギミックパーティ」と呼ばれる構成も強力です。
| 構築タイプ | 特徴と診断ポイント |
|---|---|
| ABA構築 | 初手(A)とラスイチ(A)が同じ弱点を持ち、引き先(B)でその天敵を誘い出して処理する戦術。Bが確実に役割を遂行できるかが診断の鍵です。 |
| ABB構築 | 初手(A)が苦手な相手を、裏の2匹(B)で見る構成。1匹目のBを囮(おとり)にして相手の対策枠を釣り出し、Aで処理した後に2匹目のBを通します。 |
自分のパーティがどの型を目指しているのか曖昧だと、立ち回りもブレてしまいます。「このパーティはどうやって勝つのか」という勝利条件(Win Condition)を明確にすることが、最強パーティへの近道です。
個体値厳選とSCPランクの基準
パーティ診断において避けて通れないのが「個体値」の問題です。特にスーパーリーグ(CP1500以下)やハイパーリーグ(CP2500以下)では、「攻撃個体値が高い=強い」というわけではないのが面白いところですね。
CPの計算式上、攻撃力は数値への影響が非常に大きいため、攻撃が高いポケモンは耐久力が低い状態で制限CPに達してしまいます。逆に、攻撃個体値を下げて防御とHPを上げた個体は、同じCP1500でも実質的なステータスの合計(SCP)が高くなり、相手の攻撃をより多く耐えられるようになります。
SCPランクとは?
そのポケモンが実現できるステータスの中で、どれだけ理想に近いかを示す順位です。一般的にランク100位以内や、理想個体の98%以上のステータスを持つ個体が「合格ライン」とされています。
ただし、必ずしもランク1が正解とは限りません。特定のライバル(仮想敵)に対して、あえて攻撃力を少し上げることで通常技のダメージが増える「ブレイクポイント」を狙った特化厳選もあります。まずは手持ちのポケモンの個体値ランクをチェックして、基礎体力が足りているか診断してみましょう。
勝てない時に確認すべき敗因分析
どんなに強いパーティでも、負けることはあります。しかし、「なぜ負けたか」を分析できるかどうかが成長の分かれ目です。ツールで高評価が出るパーティを使っているのに勝てない場合、構築以外の部分に原因があるかもしれません。
よくあるのが「シールドの使いすぎ」です。相手の攻撃を恐れるあまり、受けても大丈夫な攻撃にシールドを使ってしまい、肝心な場面で守れないというケースですね。また、交代のタイミングも重要です。相手の技の発動中に交代してしまい、無駄にダメージを受けていないか(CCTの失敗)、振り返ってみると良いでしょう。
こんな負け方は要注意
- 相手のゲージ技を抱えたまま倒されてしまった(抱え落ち)
- 効果がいまひとつの技を撃ち続けてしまった
- 相手が交代してくると分かっていたのに、反応が遅れた
負けた試合を思い出し、「構築の相性が悪かったのか」「立ち回りのミスだったのか」を切り分けることが、精度の高い自己診断につながります。
技の性能とターン数を評価する
ポケモンの強さは種族値だけでなく、「技の性能」で決まると言っても過言ではありません。パーティ診断では、採用している技が優秀なDPT(ターン毎のダメージ)やEPT(ターン毎のエネルギー増加量)を持っているか確認します。
例えば、『カウンター』や『あまえる』のような高性能な技1を持っているポケモンはそれだけで評価が高くなります。また、技の発動に必要なターン数も重要です。
- 1ターン技(りゅうのいぶき等): 細かい操作が可能で、隙が少ない。
- 5ターン技(やきつくす等): 威力は高いが隙が大きく、発動中に起点にされやすい。
もしパーティ全員が動作の重い技(4〜5ターン技)を持っている場合、相手の素早いポケモンに翻弄されてしまうリスクが高まります。技の回転率(スピード)のバランスが取れているかも、重要な診断項目の一つです。
ツールを用いたポケモンGOパーティ診断

理論が分かってきたところで、次は便利な外部ツールを使って、より客観的かつ具体的なデータに基づいた診断を行う方法を紹介します。自分の感覚だけでなく、データを見ることで新たな発見があるはずです。
タイプ相性チェッカーで弱点把握
一番手軽で、かつ効果的なのが「タイプ相性チェッカー」を使った診断です。GameWithなどの攻略サイトにあるツールに、自分のパーティの3匹を入力するだけで、チーム全体の一貫した弱点が一目で分かります。
診断のポイントは、「✕(弱点)」が縦に並んでいないかを見ることです。もし3匹中2匹、あるいは3匹全員が「電気タイプ」に弱いといった結果が出た場合、相手に電気タイプがいるだけで詰んでしまう可能性が高くなります。
まずはこのチェッカーで「全員に共通する弱点がないか」を確認し、もしあればその弱点を補完できるポケモンに入れ替えるのが、脱初心者への第一歩かなと思います。
外部ツールPvPokeの活用術
世界中のプレイヤーが愛用している「PvPoke」というシミュレーターをご存知でしょうか?英語のサイトですが、翻訳機能を使えば簡単に高度な診断が可能です。
「Team Builder」機能に自分のパーティを入力すると、以下の評価が表示されます。
PvPokeでの主な評価指標
- Coverage(対応範囲): A〜Fで評価。C以下の場合は構築に大きな穴がある可能性があります。
- Bulk(耐久): チーム全体の耐久力。低いとシールド管理が難しくなります。
- Threats(脅威): そのパーティが絶対に勝てない天敵リスト。
特に見てほしいのが「Threats」です。ここに環境トップのポケモン(例:ラグラージやレジスチルなど)が含まれている場合、マッチングするたびに負けるリスクが高いということになります。自分のパーティの天敵を知っておくだけでも、立ち回りでカバーできる部分が出てくるはずです。
各リーグの環境メタと対策を分析
診断結果が良いスコアでも勝てない時は、そのパーティが「今の環境(メタゲーム)」に合っていない可能性があります。2026年現在の環境は日々変化しており、流行しているポケモンに対策できているかが重要です。
例えばスーパーリーグでは、ラグラージやドオーといった地面タイプのポケモンが非常に多いです。これらに対して明確な回答(草タイプや氷タイプなど)を持っていないパーティは、診断評価としては厳しくなります。
また、ハイパーリーグではギラティナやレジスチルなどの伝説ポケモン、マスターリーグではディアルガやジガルデといった圧倒的なステータスを持つポケモンへの対策が必須です。「流行っているポケモンに勝てるか」という視点で、定期的にメンバーを入れ替えていく柔軟性も必要ですね。
レイドバトル用編成のDPS評価
ここまでは対人戦(PvP)の話が中心でしたが、レイドバトルのパーティ診断についても触れておきます。実は、PvPとレイドでは診断基準が180度異なります。
PvPでは耐久力(SCP)が重要でしたが、レイドバトルで最も重要なのは**「時間内にどれだけダメージを与えられるか(DPS)」**です。そのため、レイド用のポケモン診断では以下の点がポイントになります。
| 診断項目 | PvPとの違い |
|---|---|
| 個体値 | 攻撃個体値15(MAX)が必須です。攻撃0のPvP個体はレイドでは推奨されません。 |
| シャドウポケモン | 耐久が下がっても攻撃力が1.2倍になるシャドウ個体は、レイドではSランクの評価になります。 |
| チームパワー | パーティ作成機能でチームを組むとゲージ技が強化されるため、ゲージが溜まりやすい技1を持つポケモンが再評価されています。 |
レイド用パーティを作る際は、PvP用の流用ではなく、攻撃力に特化した専用のパーティセットを登録しておくことを強くおすすめします。
ポケモンGOのパーティ診断で勝率アップ

ここまで、ポケモンGOのパーティ診断について、基礎理論からツールの活用法まで解説してきました。最後に改めてお伝えしたいのは、**「絶対に負けない最強のパーティは存在しない」**ということです。
どんな構築にも必ず弱点(穴)はあります。大切なのは、診断を通じて「自分のパーティの弱点がどこにあるか」を正確に把握し、いざその苦手な相手が来たときにどう対処するか、あるいは潔く諦めるかを整理しておくことです。
- まずは個体値ランクや技構成といった基礎を見直す
- 役割理論に基づいたバランスの良い構築を意識する
- PvPokeなどのツールで客観的な弱点を洗い出す
- 実戦での負けパターンを分析し、微調整を繰り返す
これらのプロセスを繰り返すことで、借り物のパーティではなく、あなたのプレイスタイルに合った本当に強いパーティが出来上がっていくはずです。ぜひ、今日から自分のボックスを見直して、新たな相棒たちとバトルを楽しんでくださいね。
※本記事で紹介した数値や環境データは2026年時点の情報を基にした目安です。実際のゲーム内環境はアップデートにより変動する可能性があります。

