ドラクエで名前が決まらない!センスのいい命名のコツとアイデア集

ドラゴンクエストの冒険を始める最初の関門、それは主人公の名前決めです。多くのプレイヤーが、このドラクエで名前が決まらないという悩みを一度は経験したことがあるのではないでしょうか。せっかくなら愛着のわく、かっこいい名前を付けたいものですが、いざ入力画面を前にすると、なかなか良いアイデアが浮かばないことも少なくありません。

この問題は主人公だけでなく、ドラクエ3のように自分で作成する仲間の名前を考える際にも生じます。さらに、シリーズによっては禁止されている名前や、まことの名といった特殊なルールが存在し、知らずに選んで後悔する事態は避けたいところです。巷で話題になった名前の裁判のようなケースもあります。

この記事では、歴代シリーズのデフォルトネームや人気の名前ランキング、便利な名前メーカーの活用法、そして職業ごとのおすすめネーム一覧まで、名前決めに役立つ情報を網羅的に解説します。あなたの冒険にふさわしい、最高の名前を見つける手助けとなれば幸いです。

  • 名前決めの基本的なルールや注意点がわかる
  • 歴代シリーズの公式名や通称名からヒントを得られる
  • 具体的な名前のアイデアを見つけるための方法がわかる
  • 名前決めのプロセスそのものをより深く楽しむコツがわかる

ドラクエで名前が決まらない時の基礎知識

名前1
  • 知っておきたい禁止されている名前
  • 仲間の名前も考えて世界観を統一
  • 公式のデフォルトネームを参考にしよう
  • まことの名と主人公の名前の違いとは
  • ファンの間で語られる名前の裁判とは

知っておきたい禁止されている名前

ドラゴンクエストシリーズで名前を付ける際には、特定の単語やキャラクター名が「禁止されている名前」として設定されている場合があります。これを知らずにいると、入力時に弾かれてしまい、スムーズにゲームを始められないかもしれません。

主に、ストーリーの根幹に関わる重要人物やボスの名前が対象となることが多いです。例えば、ドラクエ3のリメイク版では、物語の鍵を握る【オルテガ】や【ゾーマ】、【ロト】といった名前は使用できません。これは、物語への没入感を損なわないための配慮と考えられます。

また、シリーズやプラットフォームによっては、公序良俗に反するような不適切な言葉もNGワードとして設定されています。特にオンライン機能を持つ近年の作品では、他のプレイヤーに不快感を与えないよう、この制限は厳しくなる傾向にあります。

一方で、作品によっては規制が緩やかな場合もあります。例えば、ドラクエ11ではパーティメンバー以外のキャラクター名やボスの名前は入力可能です。名前を考える際には、まずこれらのルールを念頭に置くことが、無用な手戻りを防ぐ第一歩となるでしょう。

仲間の名前も考えて世界観を統一

主人公の名前が決まった後、ドラクエ3やドラクエ9のように仲間を自分で作成するシリーズでは、彼らの名前も考えなければなりません。ここで意識したいのが、パーティ全体での名前の統一感です。

例えば、主人公にファンタジー風の名前を付けたのであれば、仲間にも同様の雰囲気の名前を付けることで、パーティ全体の世界観がぐっと引き締まります。逆に、主人公が和風の名前なのに、仲間が全員西洋風の名前だと、少しちぐはぐな印象を与えてしまうかもしれません。

テーマを決めて命名する

名前の統一感を出すための一つの方法として、パーティ全体で命名のテーマを決めることが挙げられます。 考えられるテーマの例としては、以下のようなものがあります。

  • 宝石や鉱物の名前: ルビー、サファイア、エメラルド、オニキスなど
  • 神話の登場人物: アポロン、アルテミス、オーディン、フレイヤなど
  • 天体や星座の名前: シリウス、ベガ、オリオン、カシオペアなど
  • 花や植物の名前: サクラ、リリィ、カエデ、ローズマリーなど

このようにテーマを一つ設定するだけで、名前の候補が探しやすくなり、かつ仲間同士に関連性が生まれます。パーティメンバーの職業や性別、性格をイメージしながらテーマに沿った名前を当てはめていく作業は、冒険のプロローグとして非常に楽しい時間となるでしょう。

公式のデフォルトネームを参考にしよう

どうしても良い名前が思い浮かばない時は、歴代シリーズの主人公に付けられた「デフォルトネーム」を参考にするのがおすすめです。デフォルトネームとは、公式ガイドブックや派生作品、ゲーム画面などで使用される、いわば公式の名前や通称のことです。

これらの名前は、各作品の世界観や主人公のイメージに合わせて作り込まれているため、非常に参考になります。例えば、ロトシリーズや天空シリーズでは、小説や漫画で独自の主人公名が設定されており、多くのファンに親しまれてきました。

また、ドラクエ8以降の作品では、ナンバリングを英語読みにした「エイト」や「ナイン」といった愛称が、事実上のデフォルトネームとして定着しています。これらの名前は響きも良く、覚えやすいため、そのまま使ったり、もじって使ったりするのも一つの手です。

以下に歴代主人公の主なデフォルトネームをまとめましたので、命名のヒントにしてみてください。

作品デフォルトネーム(公式・通称)派生作品での名前(小説・漫画など)
ドラクエ1(ソロ)アレフ、エルス
ドラクエ2ロラン(ローレシア王子)アレン
ドラクエ3アルスアレル
ドラクエ4ソロ(男)、ソフィア(女)ユーリル、リュート
ドラクエ5(アベル)リュカ、ティミー
ドラクエ6レックボッツ
ドラクエ7アルスアルス
ドラクエ8エイトエイト
ドラクエ9ナインナイン
ドラクエ10エックスユルール、アバ・カムイ
ドラクエ11イレブンイレブン

まことの名と主人公の名前の違いとは

ドラクエ3のリメイク版をプレイする際に、多くのプレイヤーが少し戸惑うのが「まことの名」の入力です。これは、ゲーム開始時の性格診断の前に尋ねられる名前で、冒険中に使う主人公の名前とは別に設定します。

では、この「まことの名」は何のためにあるのでしょうか。実は、これはゲーム本編でキャラクター名として表示されることはありません。その本当の役割は、ゲームクリア後のエンディングで明らかになります。スタッフロールの最後に、この「まことの名」がプレイヤーへのメッセージと共に表示されるという、心憎い演出が用意されているのです。

つまり、主人公の名前はゲーム世界でのあなたの分身の名前であり、「まことの名」はプレイヤーであるあなた自身の名前、という位置づけになります。

このことを知っていると、命名の仕方も変わってくるかもしれません。主人公にはファンタジー世界の住人らしい名前を付け、まことの名には自分の本名やニックネームを入れることで、エンディングでの感動がより一層深まることでしょう。この二つの名前の違いを理解し、それぞれに思いを込めて名付けてみてはいかがでしょうか。

ファンの間で語られる名前の裁判とは

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ドラクエの歴史を語る上で、時折話題に上るのが「名前の裁判」という言葉です。これは、ドラクエ5の小説版の主人公名「リュカ」を巡る出来事を指しています。

ドラクエ5の小説は、作家の久美沙織先生によって執筆され、その中で主人公には「リュカ」という名前が与えられました。この名前は、作品の感動的なストーリーと共に多くの読者の心に深く刻まれ、ファンにとって特別な意味を持つ名前となります。

しかし、その後、この「リュカ」という名前が他のメディアで使われたことをきっかけに、名前の権利に関する議論がファンの間で巻き起こりました。これが、通称「名前の裁判」と呼ばれる出来事の概要です。

この件は、キャラクターに名前を付けるという行為が、単なる記号の付与ではなく、ファンの思い入れや作品の世界観と深く結びついていることを示す象徴的な例と言えます。プレイヤーが自由に名前を決められるドラクエだからこそ、派生作品で付けられた名前に強い愛着を持つファンがいるのです。これから名前を考える上で、一つの名前が持つ背景や重みに思いを馳せてみるのも、面白いかもしれません。

ドラクエで名前が決まらない時のアイデア集

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  • 参考になる歴代キャラクター名前一覧
  • 人気の名前ランキングからヒントを得る
  • かっこいい名前を付けるコツ
  • 職業別のおすすめネームを紹介
  • 便利な名前メーカーも活用しよう

参考になる歴代キャラクター名前一覧

オリジナルの名前を考えるのが難しい場合、既存の作品からインスピレーションを得るのは非常に有効な手段です。特に、ファンタジーの世界観を持つ他の作品のキャラクター名は、ドラクエの世界にも自然に馴染むことが多くあります。

例えば、神話や伝説に登場する神々や英雄の名前は、勇者や賢者といった職業のイメージにぴったりです。ギリシャ神話の「アキレウス」や北欧神話の「シグルド」など、力強い響きを持つ名前は主人公にふさわしいでしょう。

また、文学作品や映画、他のゲームのキャラクター名もヒントの宝庫です。ただし、あまりに有名なキャラクター名や特定の作品を強く連想させる名前の組み合わせ(例:「ティナ」と「セリス」)は、そのキャラクターのイメージに引っ張られすぎてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

名前が思いつかないときは、一度好きな物語の登場人物一覧を眺めてみるのはいかがでしょうか。そこから響きが良い部分を抜き出したり、少しアレンジを加えたりするだけで、あなただけの特別な名前が生まれる可能性があります。

人気の名前ランキングからヒントを得る

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世の中の人がどのような名前に魅力を感じているのかを知ることも、名前決めの大きなヒントになります。各種メディアで発表されている「人気のキャラクターランキング」などを参考にしてみるのも一つの方法です。

例えば、ドラクエシリーズのキャラクター人気投票では、常に上位にランクインするキャラクターがいます。ドラクエ11の「カミュ」やドラクエ5の「ビアンカ」、ドラクエ4の「アリーナ」などは、その代表格です。これらの名前がなぜ人気なのかを分析してみると、共通点が見えてくるかもしれません。

「カミュ」は響きの良さとミステリアスな雰囲気が魅力ですし、「ビアンカ」や「アリーナ」は、そのキャラクターの性格や背景を見事に表現しています。

このように、ランキング上位のキャラクター名をそのまま使うのではなく、「なぜこの名前が人気なのか」を考えてみることが大切です。響き、語感、キャラクターとの一致度など、人気の理由を分解し、自分のキャラクター名に応用することで、多くの人に愛されるような、センスの良い名前を思いつくきっかけになるでしょう。

かっこいい名前を付けるコツ

せっかく名前を付けるなら「かっこいい」と感じられる名前にしたい、と考えるのは自然なことです。かっこよさの基準は人それぞれですが、音の響きや文字の見た目にはいくつかの共通した傾向があります。

音の響きを意識する

名前のかっこよさを演出する上で、音の響きは非常に重要な要素です。

  • 濁音・半濁音を入れる: 「ガ」「ザ」「ダ」「バ」「パ」といった音は、力強さや重厚感を演出します。戦士や武闘家など、力強いイメージの職業におすすめです。「ガルド」「ゼノビア」「バルガス」などが例として挙げられます。
  • ラ行の音を活用する: 「ラ」「リ」「ル」「レ」「ロ」の音は、流れるようなスマートさや高貴な印象を与えます。「アルス」「シルビア」「レイラ」のように、勇者や魔法使い、王族といったキャラクターによく似合います。
  • ア段・オ段の音を多めに使う: 「ア」や「オ」の音は、開放的でスケールの大きな印象を与えます。逆に「イ」や「ウ」の音は、繊細で知的なイメージを想起させます。キャラクターのイメージに合わせて母音を調整するのもテクニックの一つです。

これらの要素を意識的に組み合わせることで、漠然とした「かっこよさ」を具体的に形作ることが可能になります。

職業別のおすすめネームを紹介

キャラクターの職業イメージに合わせて名前を考えると、より愛着が湧き、物語への没入感も深まります。ここでは、HD-2D版で登場する職業を中心に、それぞれのイメージに合ったおすすめの名前の例をいくつかご紹介します。

  • 勇者: 物語の主人公であり、光や希望を象 徴する存在です。そのため、「ア」や「ラ」の音で始まる名前や、神話の英雄を連想させる名前が似合います。 (例:アリオス、ライル、ソレイユ、アイリス)
  • 戦士: パーティの壁となる屈強なイメージです。濁音を含んだ力強い響きの名前や、鉱物や武器を連想させる名前がおすすめです。 (例:ダイン、ゴードン、ベリル、ブルネラ)
  • 武闘家: 素早さを感じさせる、シャープで短い名前が似合います。アジア風の名前や、風や雷をイメージさせる名前も良いでしょう。 (例:シン、レン、スイ、ライカ)
  • 僧侶: 優しさや癒やしを感じさせる、柔らかい響きの名前がぴったりです。清らかなイメージを持つ天使や聖人の名前から取るのも一つの手です。 (例:セシル、フィリア、ルーク、アンナ)
  • 魔法使い: 神秘的で知的な雰囲気が求められます。ラテン語や古代の言葉に由来する名前や、星や宇宙に関連する名前が似合います。 (例:ルキウス、ステラ、ノア、イリス)
  • 商人: 活発でコミュニケーション能力が高いイメージです。明るく親しみやすい響きの名前や、富や幸運を意味する名前が良いかもしれません。 (例:ポポロ、ネーナ、マルク、リッチー)
  • 遊び人: 自由奔放で掴みどころのないキャラクターです。パピプペポといった半濁音を含む、軽快でユニークな名前が雰囲気に合います。 (例:パノン、ポロン、ピピ、チェルシー)
  • 盗賊: 影があり、クールな印象です。短くシャープな名前や、夜や闇を連想させる名前が似合います。 (例:ジャック、クロウ、レイヴン、セレン)
  • まもの使い(新職業): 自然や動物との繋がりを感じさせる名前がおすすめです。ワイルドな響きを持つ名前や、森や大地に関連する名前が良いでしょう。 (例:ファング、ガウル、テラ、シルバ)

これらの例を参考に、あなたのパーティメンバーにぴったりの名前を見つけてみてください。

便利な名前メーカーも活用しよう

どうしても自力で名前を思いつかない、あるいはアイデアのきっかけが欲しいという場合には、インターネット上で利用できる「名前メーカー」や「ネーミングジェネレーター」といったツールを活用するのも非常に有効です。

これらのツールは、ファンタジー風、和風、西洋風といったジャンルや、かっこいい、かわいいといったイメージ、さらには性別などを指定するだけで、膨大な数の名前候補を自動で生成してくれます。

中には、名前の由来や意味まで表示してくれる高機能なサイトもあり、キャラクターの背景設定を考える上でも役立ちます。例えば「Behind the Name」といった海外のサイトでは、世界中の名前の語源や歴史を調べることが可能です。

もちろん、生成された名前をそのまま使う必要はありません。気に入った響きの部分だけを抜き出して組み合わせたり、表示された名前をヒントに少しアレンジを加えたりするだけで、オリジナリティのある名前が生まれることもあります。名前決めに煮詰まってしまった時は、こうした便利なツールに頼ってみるのも賢い選択と言えるでしょう。

ドラクエで名前が決まらない悩みも楽しむ

この記事では、ドラゴンクエストで名前が決まらない時のための様々なヒントやアイデアを紹介してきました。最後に、この名前決めのプロセスそのものを楽しむための考え方について触れたいと思います。

  • 名前を決めることは冒険の始まりの儀式
  • 禁止されている名前は物語への没入感を高める配慮
  • 仲間の名前を考えることでパーティへの愛着が深まる
  • 公式のデフォルトネームは世界観を知るヒントになる
  • 「まことの名」は制作者からの特別なメッセージ
  • 名前の裁判の逸話は名前が持つ重みを示している
  • 歴代キャラクターの名前一覧はアイデアの宝庫
  • 人気ランキングから名前のトレンドを学ぶ
  • かっこいい名前には音の響きに法則がある
  • 職業に合わせた名前でキャラクターがより魅力的になる
  • おすすめの名前を参考に自分なりのアレンジを加える
  • 名前メーカーはアイデア出しの強力なサポーター
  • 名前が決まらない時間もドラクエの醍醐味の一つ
  • 完璧な名前を求めすぎずインスピレーションを大切にする
  • 最終的に自分が愛着を持てる名前が最高の名前

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