ブロスタの「アリー」に関する性別や設定は、単なるプロフィール以上に奥深い背景が隠されています。まずは、彼女の公式設定からデザインに込められた秘密まで、キャラクターの真の姿を紐解いていきましょう。

アリーが同性愛者という公式設定
アリーの性別は公式に「女性」として設定されていますが、ただの女性キャラクターというわけではありません。
実は彼女、ブロスタにおいて公式に「レズビアン」であると認定された初の女性キャラクターなのです。
ブロスタの世界では、多様性(ダイバーシティ)やLGBTQ+の要素がキャラクターのバックストーリーに積極的に取り入れられるようになってきました。
アリーは、アンジェロに次いで2人目の明確なLGBTQ+キャラクターとして登場し、海外のコミュニティでも大きな話題を呼びました。
ワニのような帽子にシュノーケル、そして少しダボっとした服装など、パッと見ではボーイッシュで性別や年齢が分かりにくいデザインをしていますよね。
しかし、この「一見して分かりにくい」という部分にも、彼女のキャラクターとしての個性が詰まっていると感じます。
ウィローに対するアリーの恋愛感情
アリーの設定を語る上で欠かせないのが、「沼地の愛」トリオのリーダーであるウィローへの強い恋愛感情です。
彼女のアニメーションでは、ウィローにハートのシールがいっぱいのラブレターを渡そうと待ち伏せする、いじらしい姿が描かれていました。
ゲーム内で確認できる彼女のロッカーには、ウィローの写真(しかも一部はハート型に切り抜かれている!)やグッズが大量に飾られています。
「もしかしてただの強い憧れでは?」と思っていたプレイヤーも多かったようですが、公式の代替現実ゲーム(ARG)「Date A Brawler」でその疑問は払拭されました。
アンジェロの口から直接、「アリーはウィローに好意を抱いているが、シャイすぎて誘えずにいる」と語られたことで、恋愛感情であることが完全に公式設定となったのです。
デザインに隠されたゲイイヤーの謎
アリーのキャラクターデザインには、とても巧妙なサインが隠されています。
特に注目したいのが、彼女のバレンタイン仕様のスキンです。
このスキンで、アリーは「右耳」にだけゴールドのフープピアスをつけています。
実はこれ、1980年代に欧米で広まった「ゲイ・イヤー(Gay Ear)」と呼ばれる文化のオマージュなんです。
当時、同性愛に対する風当たりが強かった時代に、当事者たちが密かに自身のアイデンティティを仲間に伝えるサインとして使われていました。
ブロスタは世界中でプレイされているゲームであり、国によってはLGBTQ+に関する直接的な表現が厳しい場合もあります。
そうした背景を考慮しつつ、キャラクターのアイデンティティをデザインの細部に落とし込む開発陣のこだわりに、私はとても感心してしまいました。
アリーの担当声優と飛び交うデマ
アリーの声優については、海外のネットコミュニティを中心に、信じられないようなデマやミーム(ジョーク)がたくさん拡散されました。
「超有名YouTuberのMrBeastが声を当てている」とか、「チャップリンが演じている」といった、冷静に考えればあり得ない噂が出回ったんです。
しかし、実際の英語版ボイス担当は、イギリス系アジア人の声優・俳優であるLeader Looi(リーダー・ルーイ)さんです。
彼女は『Black Myth: Wukong』など、他の有名なグローバルタイトルのゲームやアニメでも活躍されている実力派のパフォーマーです。
性格設定と声優の演技にあるギャップ
アリーの公式の性格設定は「対人関係が苦手で極度にシャイな整備士」です。
しかし、いざゲーム内で彼女を使って戦闘に入ると、非常にサディスティックで自信に満ちた、ゴリゴリのオーストラリア訛りのスラングを連発します。
この「シャイな設定」と「攻撃的なボイス」のギャップに、最初は戸惑った人も多いのではないでしょうか。
実はこれには理由があると考えられています。
よく聞くと、一部のボイスでは言葉に詰まったり吃音気味になっており、コミュニケーションの不器用さが演技に表れています。
つまり、戦闘中の「激怒状態」という極度の興奮状態に陥った時だけ、防衛本能として過激な言葉が飛び出していると解釈できるんです。
モチーフが「アリゲーター(主にアメリカに生息)」なのに、「クロコダイル(オーストラリアに生息)」にちなんだオージー・スラングを使うあたりも、キャラクターのルーツに対する遊び心が感じられて面白いですね。
ブロスタのアリーの性別と最強の立ち回り

アリーの魅力的な背景を知ったところで、ここからは実際のゲーム内での強さや使い方について解説していきます。
彼女は環境(メタ)において、使い方次第で無類の強さを発揮するキャラクターです。
特殊なアサシンとしての基本性能
アリーはウルトラレア(Mythic)のアサシンキャラクターです。
彼女の最大の特徴は、近接での圧倒的な火力と、地形(水や草むら)を利用した変則的な機動力にあります。
通常攻撃「スワンプ&スワイプ」は、平地では直進するダッシュ攻撃ですが、草むらや水の上から発動するとジャンプ攻撃に変化します。
これにより、壁越しに奇襲をかけたり、水上から一方的に攻撃を仕掛けることが可能です。
さらに、必殺技の「ステルスストーカー」は、7秒間半透明になり、攻撃しても解除されないという強力な性能を持っています。
しかも次の攻撃が「敵の現在の残りHP割合」に応じた追加ダメージを与えるため、アサシンが苦手としがちな高HPのタンクキャラに対しても致命傷を与えることができるんです。
激怒状態を活かした最強の立ち回り
アリーを使いこなす上で最も重要なのが、特性による「激怒状態」のコントロールです。
HPが50%以下の敵を捕捉している間、彼女は自動的に激怒状態となり、移動速度が爆発的に上昇します。
通常攻撃の射程距離は移動速度に比例して伸びるという特殊な仕様があるため、激怒状態になれば、敵が予測できないような長距離から一気に距離を詰めることができます。
草むらや池からジャンプで奇襲し、一気に火力を叩き込むのがアリーの基本的な立ち回りです。
シェリーやブルのような近距離での瞬間超火力を誇る重タンクと正面から殴り合うのは危険です。
また、接近を拒否してくるゲイルなども天敵となります。相手の編成を見て、無理な凸は控えましょう。
おすすめのガジェットとギア構成
アリーのポテンシャルを最大限に引き出すための、おすすめのビルド(カスタマイズ)をご紹介します。
| 種類 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| ガジェット | 冷血な性格 | 敵が見えていれば任意のタイミングで激怒状態(移動速度UP)になれるため、奇襲の起点として非常に優秀です。 |
| スターパワー | 冷徹な追跡者 | 激怒状態の時にリロード速度が25%上昇します。アリーの弱点であるリロードの遅さを補い、瞬間火力を押し付けられます。 |
| ギア | ダメージ & シールド | アサシンとして前線で戦うための耐久力と、削り切るための火力を底上げします。 |
この「冷血な性格」と「冷徹な追跡者」の組み合わせが現在のスタンダードです。
ガジェットで強制的に激怒状態になり、スピードを活かして長距離ジャンプで急接近、上がったリロード速度で通常攻撃を連打して敵を仕留める、という流れが非常に強力です。
似た役割を持つリリーとの性能比較
同じ近距離アサシンである「リリー」と比較されることが多いですが、使い勝手は全く異なります。
リリーは必殺技やガジェットを使って「闇のテリトリー」という別次元から安全に接近し、低HPの敵を瞬殺して離脱する、純粋なヒット&ラン型の暗殺者です。
エル・プリモなどの高耐久のタンクキャラに接近されると手も足も出ません。
一方アリーは、自身の移動速度バフと地形を利用したジャンプで強引に距離を詰めます。
ウルトの割合ダメージや回復効果を活かせば、ある程度のタンクキャラとも正面から殴り合えるブルーザー(戦士)的な側面を持っています。
「前線でプレッシャーをかけ続けるハイブリッド型アサシン」と言えますね。
モーティスの上位互換と呼ばれる理由
アリーの通常攻撃は、平地ではモーティスのように直進します。そのため、コミュニティではよく「モーティスの事実上の上位互換」と評価されることがあります。
その最大の理由はキルに必要な手数の少なさと、地形を無視できる機動力です。
モーティスが敵を倒すには「通常攻撃3発+ウルト」のコンボが必要になる場面が多いですが、アリーは「通常攻撃3発のみ」で約7800ダメージ(パワー11時)を叩き出し、多くの中耐久キャラを容易に確殺できます。
さらに、モーティスには不可能な「水上移動」や「壁越え(ジャンプ)」ができるため、奇襲のバリエーションという点でもアリーに軍配が上がることが多いのです。
ブロスタのアリーの性別と魅力まとめ
ブロスタの「アリー」に関する性別や恋愛感情の公式設定、デザインの意図、そして実際のゲーム内での強力な立ち回りについて解説してきました。
極度にシャイでウィローに片思いをしているレズビアンの女の子という繊細な設定と、ゲーム内でのサディスティックで豪快なアサシンとしての性能。
この強烈なギャップこそが、アリーというキャラクター最大の魅力だと私は思います。
水や草むらが多いマップでのアリーの奇襲性能は本当に爽快です。
今回紹介した設定の数々を思い出しながら、ぜひゲーム内でアリーを使いこなしてみてくださいね。
※なお、アップデート等によりキャラクターの性能数値は変動する場合がありますので、正確な最新情報は公式サイトやゲーム内表示をご確認ください。
